5×緑ニュース
2013年
この本の出版をきっかけとしたフォーラムが福岡で開かれました。
その名も「ここはどこなんだろう?会議」
(企画:西村佳哲さん 田北雅裕さん / 主催:九州大学田北研究室)
「場所(その土地や社会)を見る視力の獲得を、5名の話者と、集まった約200名で試みたいと思います」という目論見のフォーラムは、7時間の長丁場。
ファシリテーターである西村さんに頭と気持ちをほぐされた後、石川初さん、後藤太一さん、田北雅裕さんのお話とプログラムは進み、最後は田瀬さんの「Living in National Treasures/宝の中で生きる」で締めくくり。
「日常性と社会性と地域性」を大切にする田瀬さんのランドスケープデザインの実践としての「アクロス福岡」。
そして、本の中でも紹介されている遠野のプロジェクトについて、本とはまた違った語り口でお話を聞くことができました。
内容が濃すぎて胃の腑に落とすのも一苦労の、この日のプレゼンテーションをこの場でご紹介するのは完全に手に余ります。
聞くところによると、この日のフォーラムをYouTubeにアップする計画があるらしい。。。ということで、ここでは内容はさておき。。。
フォーラムに参加して一番心に残ったのは、会場を満たしていた温かさやつながり感でした。(でも押しつけがましくない)
長時間のフォーラムではありましたが、お話の途中途中で、周りの参加者と、話者から差し出されたテーマを話し合う時間がもたれました。
驚いたのは、会場に来ている人みんなが何らか「まちづくり」まわりの活動をしているらしいこと。
東京から福岡へ移住したという人も多くて、「明日から小倉に住むんです!」なんて人も。
もうひとつ、心がウェーブ!したのは、「あ、その人知ってマス!」「エ、ホントですか」という会話がとても多かったこと。福岡の地で、こんなに共通の知り合いがいる場にいることが不思議でした。
実は、今回のフォーラムの主催者たである田北さん、話者のお一人である後藤さん、福岡でとても素敵なフォトスタジオ&カフェ「アルバス」を営んでいる酒井咲帆さん-----今回のフォーラム開催にも多方面で協力されていた-----とは、西村さんのご紹介で遠野のQMCH(クィーンズメドゥ・カントリーハウス)でお会いしていました。
だから、福岡でまたお目にかかれるのが、ホントに楽しみでした。
遠野で出逢った東京の人と福岡で再会! というパターンも。東京を通り越して、福岡で会えたからでしょうか。何だか懐かしさも倍増でした。
更に実は。
フォーラムの前夜、酒井さんのカフェで「ミーツ福岡」というプレイベント(?)があって、福岡でオモシロイコトをしている人たち20人余りの集いに混ぜてもらいました。
建築、ウェブ、グラフィックなどのデザイナーの人たちが、それぞれの職能やネットワークを生かして地方を楽しくする仕事や活動をしていました。
障害者や子どもたちの問題にこれまでにない視点や理念で取り組んでいる人たちも。
みんなが生き生きと元気なのがとても印象的でした。
翌日、フォーラムの会場に行くともう「昨日はどうも! 」がはじまっていました。
200人規模のフォーラムに参加して、こんなに知り合いが増えることってあるだろうか?
ミラクルです。
交換した名刺はタカラモノです。
今すぐでなくても、何か自分が役に立てたり、助けてもらったり、ステキなコトを一緒にしたり...そんな色々が起こるといい、素直にそう思う出逢いでした。
地形から、グローバルな都市のネットワークから、家庭や子どもたちの社会問題から。それぞれの視点で「ここ」を読み解く
写真撮影 : 酒井咲帆さん
ファシリテーターの西村さんも笑顔
田瀬さんのプレゼンテーションの様子。画面は「アクロス福岡」
会場はとても和やかな空気。登壇したプレゼンターとも垣根なくお話しできた。
田瀬さんの周りにも次々と若者が。。。
20年近い歳月を経て、その姿は福岡の市街地天神にそびえる山、まさに「天神岳」の趣きである。
樹木の種類はすでに200種に上るといわれるが、色とりどりに紅葉した木々が街に秋の深まりを告げていた。
8mまで成長したコナラの大木
アクロス福岡の紅葉は、そのまま天神公園の紅葉につながっている。
さながら山の裳裾ののような光景。
落ち葉は捨てることなく通路に掃きこまれ、人工地盤は薄層の有機分で覆われていく。
メンテナンスの通路もまた山野辺の道のようである。
一人の担当者が20年近く変わらずアクロスの手入れを続けてきた。
設計者もまた管理作業に携わる。
アクロスでは今でも常緑樹から落葉樹への植え替えなど、延々と設計と管理との共同作 業が続けられている。
栃木の那珂川町の「木こり」の人たちが主催しているイベントで、5×緑も毎回楽しく参加しています!
今回は、ドングリキューブ作りのほかに、苗を畑に仮植えするそうです。
大きく育てて、来年里山に戻す計画だとか・・。
その他、苔玉作りにも挑戦します。
そしてお楽しみの昼食は、新米の釜炊きごはんが待っています!
おやつは、昔懐かしの炭酸まんじゅうです。
秋の一日、気持ちのよい"よろこびの森"で里山を満喫してみませんか。
その会場となる味の素スタジアム西競技場でも、国体へ向けての準備が進められています。
トラックの周囲を取り囲む草土塁も2年の時を経て、ますます緑豊かに。
アスリート達の活躍を見守るかのようです。
事前養生緑化ユニットとして設置された緑の立ち上がりも、
厚みを増したツル植物が、トラックを縁取っています
下草が豊かに育っている雑木林は今の日本では希少です。
過疎化や高齢化によって人の手が入らず荒廃化した森林は、下草は藪化し、人を寄せ付けなくなっています。
その意味において、わたしたちの里山ネットワーク「馬頭の森」はホンモノの里山。
里の人々によって適切な林床管理が行われ、在来種の下草が豊かに育ってる全国でも数少ない地域の一つといえます。
ゴバイミドリが馬頭の森の皆さんと共同で植物の保全に取り組むようになって、ことしで7年目。この間、林床管理の委託先として在来種の育成と供給をお願いし、さらには慶応大学&日本大学の環境創造研究の実験地としての活動、そして都市部の高校生たちの環境学習の受け入れや環境イベント交流‥‥様々な活動を通して、都市と里山の循環を深めてきました。
こうした動きを背景に、この活動のコアメンバーである那珂川町の林業振興会の有志たちが、これまでの活動を永続的に多角的にしようとNPO法人「里山本舗」を立ちあげることになりました。
目的は大きく5つ。
①里山の環境再生と地域生物多様性の回復
②地域の子供たちの環境学習の推進と里山文化の継承
③適正な林業技術の継承と林業技術者の育成
④都市住民への里山環境の重要性の啓発
⑤他地域への里山保全活動団体等との連携の推進と交流、支援
こうした活動は法人化することにより継続的に発展させていける可能性が広がり、それによって里山の活動が活発化し、さまざまな地域との交流、活動への支援も呼びかけもしやすくなってきます。
実際にこの活動を知った東京の企業からも支援の手が挙がりました。
ノルウェーに本社をおく東京大手町の大手アルミニウムサプライヤー「ハイドロアルミニウムジャパン社」です。「単発ではなく、継続的に支援することによって、本当に地域環境や植生が回復していく効果を見届けたい」という同社のCSR活動の理念のもと、今回、里山本舗の活動内容に共感をもっていただきました。
設立は12月を予定しています。
これまでなかなかやりたくてもやれなかった、林業技術の継承、他地域への出前活動なども本格的に動き始めます。
里山の再生は未来への貢献。
後継者が途絶えない全国の里山のモデルケースになるためにも、より多くの支援の輪が広がることをわたしたちも応援していきたいと思います。
本の題名は、「ひとの居場所をつくる」 (筑摩書房) といいます。
田瀬さんは、「ゆりが丘ビレッジ」や「アクロス福岡」、「地球のたまご」などのランドスケープ・デザインを手がけた造園家。
著者は、「自分の仕事をつくる」「自分をいかして生きる」などの著作がある西村佳哲さん。
西村さんが、間に田瀬さんの公開セミナーなどを挟みながら、2年の歳月をかけて田瀬さんを取材し、その仕事や在り方をまとめました。
ランドスケープ・デザインという枠を超えて、これからの地方のこと、都市のこと、とりわけ東京のこと。。。
そして、西村さん自身の「これからの日本でどう生きてゆこうか?」という問いに導かれた、働き方や暮らし方、つまるところは生き方! について、考える本になっています。
とともに、優れて「ランドスケープ・デザインという仕事の本」でもあります。
田瀬さんが、長年携わっている遠野のプロジェクトを皮切りに、本編は始まります。
間に差し込まれた遠野の写真は、写真家・津田直さんの作品です。
西村さんをはじめ、津田さん、ブックデザインの千原航さんら、田瀬さんよりも若いジェネレーションの才能が、「田瀬理夫」という人物に、ひと時思い切り思い入れ、それぞれの仕事を全うしながら一冊の本を紡ぎ出していった様子はとても爽やかです。
佇まいの良い、素敵な本だと思います。
東京都のスポーツ施設、武蔵野の森スポーツ競技場の中の味の素スタジアム・西競技場に隣接した「みどりの広場」には、今では稀少な日本在来の草花がたくさん植えられています。
けれども甲州街道沿いの市街地でもあるこの場所には、外来の、いわゆる帰化植物が大変な勢いで入ってきます。
除草作業は機械的に草を刈ればよいわけではなく、在来の植物は残し、帰化植物は除く丁寧な作業が必要になります。また、在来と帰化を区別できる知識も必要です。
このため、昨年からボランティアが参加しての「選択除草」プログラムが行われています。
6月29日に行われた「選択除草」には、講師として植物調査の専門家である荒井浩司さんが参加。荒井さんから除草対象の帰化植物について説明を聞き、参加者全員で広場の草取りに励みました。
季節はちょうど野の花の咲く季節。
傍らに咲くカワラナデシコやキキョウの愛らしさが暑さを忘れさせてくれます。
来年もたくさん花を咲かせてくれますように。
講師の荒井さんから、除去する帰化植物について説明を受ける
植物を見分けながら慎重に除草
お昼は草取りしたばかりの広場に座って
大切に守られた野の花たち 今年も花を咲かせてくれました
バイオネストも草でもりもり。最後はこんな感じに
バイオネストについて
https://www.5baimidori.com/news/201302-post-70.html
少ない荷重で緑量を確保するために、金網の二重カゴ(Wパネル)を用いました。
この春、川崎市内の高齢者施設のテラス・ガーデンをつくらせていただきました。
市街地で散歩もままならないお年寄りのために、屋上のテラスを庭にしようというもの。
季節を感じ、風を感じ、日射しを楽しめるような「元気でもりもりの緑にして欲しい」というのが
クライアントの要望です。
施設は既に完成していて、テラスには綺麗にデッキがはられています。
そこで、デッキの上に金網を組んで植栽基盤をつくる5×緑のシステムで緑化することになりました。
約100m2のデッキに緑のアイランドを7つつくって、周囲を常緑を主体とした里山ユニットで囲いました。
「季節や風や光を楽しめるもりもりの庭」にするために、枝を広げる高木や多様な植物を入れたいところです。
当初は、そのための土量を確保したプランになっていました。
ところが、そのままでは建物の荷重制限をオーバーしてしまいます。
場所によっては重量を1/2にする必要がありました。
荷重は土の量で決まります。しかし、土を減らせば植物も小さく、少なくなってしまいます。
そこで金網を二重にし、土圧の必要な高木の部分は当初通りの土量を、高木の足元の下草や
低木の部分は土の嵩を減らして重量を軽くしました。
金網をWにすることで、荷重制限に縛られない豊かな緑を実現することができたと思います。
※Wパネル方式は、特許申請しております。
6月2日、5×緑の里山ネットワーク「馬頭の森」を訪れた。
林床の植物の再生と都市緑化への提供を目指して管理の委託を始めて6年目。
元々、在来種の多く自生する豊かな森であったが、手入れを進めることで、一層多様な植生の回復が叶いつつある。
林床には、ニガナ、コアジサイ、ノアザミ、ウリカエデにウリハダカエテ、コナラやアオダモ等々バラエティに富んだ下草や実生苗を発見できた。
この花はクレマチスの原種。野の花は楚々とした風情のものが多いが、カザグルマは手の平ほどもある純白の花を咲かせ、林床で一際鮮やかに存在感を放っていた。その様は、森の女王の様な品格さえ感じさせる。
花びらと見えるのは実は萼片だそうである。
「馬頭の森」からの植物提供は、当初「山取り」が中心であったが、今では「生産」にステップアップしている。
側面植栽に使うテイカカズラは既に挿し木での生産がスタートしている。
この日も、山の植物で挿し木で増やしやすいものを選びながらリボンを付けて回った。
栃木では、原発の影響で雑木林の木の主な用途であったシイタケ原木の出荷が思うにまかせない。木の放射能検査は行われているが、風評被害を嫌って引き受け手がないという。
シイタケ生産者は保証のために「捨てるためのシイタケ」をつくり続けている状態であり、原木を供給してきた山に保証はない。
前日の林業振興組合の植物観察会に講師として招かれた植生調査の専門家、荒井さんと山をまわった
この春、川崎の高齢者のグループホーム「銀木犀」のお庭をつくらせていただきました。
そこに、里山の子供たちがどんぐりから育てた苗を植えさせていただいたのですが、日曜日に子供たちが、自分の苗に名札を付けに施設に来てくれました!
市街地で散歩もままならないお年寄りのために、季節を感じ、風を感じ、緑の中を散歩で
きるようにという施設のご希望に添って、屋上のデッキ上に里山の植物をたくさん植えました。
その中に5×緑と里山ネットワークが行っている「どんぐり里親プロジェクト」の苗木をいくつか使わせて頂いたのです。
このプロジェクトは、栃木県、那珂川町の林業振興会が中心になり、子供たちがどんぐりを発芽させて1年育てた苗を5×緑でお預かりして、都市緑化に使おうというプログラムです。
子供たちは、いつか自分の育てた苗が、都会の立派な施設に植えられることを楽しみにしています。
今回、施設の皆さんの「ぜひぜひ!」というご厚意から、このプログラムが実現しました。
そして、お年寄りが子供たちに会いたがっているという施設からの呼びかけで、顔写真入りの名札を子供たちが自分で付けに施設を訪問するという、今回の交流会に発展したのです。
やって来た子供たちは元気いっぱい!外のテラスに飛び出して、自分の育てた苗をみつけて名札を付けたり、樹名札を付けるお手伝いをしてくれました。
施設がご用意してくださったバーベキューを緑のテラスで
この日は、子供たちのためにプロの画家の方と一緒のお絵描き大会を準備して下さったのですが。。。。。。。キャンバスを飛びだして自分の足に、ついには先生の足にも!?
こうして子供たちとのコラボによるアバンギャルド?なアートが完成。
7年前に施工をした小さな集合住宅。
環境に配慮したいというオーナーの方の意向で1階のお庭だけでなく、熱環境を考えた屋上緑化、壁にはフジを使って緑化をし、雨水を貯めて潅水に使えるシステムを導入させていただいた。
2階の庇上にも5×緑の里山ユニットを並べている。
今では公共施設にも採用いただいている、庇上の事前養生緑化ユニット(あらかじめ植栽し育成期間を取った緑化ユニット)だが、思えばその端緒となったのがこのプロジェクトであったかもしれない。
7年の時間をかけて、緑はすくすくと成長し、今では建物を包みこむようだ。
建物の両脇に植えたシロバナヤマフジも、壁に取り付けたフジ棚をつたって、今はひとつにつながっている。
ゴールデンウィークの一日。久しぶりに施設を訪ねてみた。
薫風の中、シロバナヤマフジが見事な花を咲かせていた。
通りかかった男の子が、お父さんに「ねぇ、見て。葉っばでお家がいっぱいだね」と声をかけると、お父さんは「あぁ、本当だ。すごいね」と足を止めた。
緑はそこに住む人のためだけではなく、いつも街に開かれている。
道行く人の心に留まる、ささやかだけれど確かな幸せ。そんな小さな喜びをつくり出すことが、私たちに与えられた役目なのだとあらためて思った。
緑化土塁でスタジアムを囲んだ、「武蔵野の森スポーツ競技場」の味スタ 西競技場の桜が満開だった。
芝生のスタジアムにかぶさるように桜の大木が枝を広げている。
その様は、花の雲。
トラックの風が花の雲を通って天へと抜けていくようだった。、
このプロジェクトでは、競技場建設に際して、大木を残し、あるいは移植して守ったとうかがっている、
新しい建物をつくる時、邪魔になるからと安易に木を切ってしまいがちだが、この景色を見ると、時間をかけて生み出された風景の見事さに圧倒される。積み重なった時間は、とてもお金では購えないと思い知る気がした。
時間は桜の大木の中に降り積もって、花となって咲くのである。
桜の手前に見えるのが、5×緑の緑化土塁
花曇りの空に風がぬけていく
側面植栽のテイカカズラも1年を超えて密実になってきた
植物を植えると、どうしても剪定が必要になります。
剪定をすると剪定枝や落ち葉がゴミになります。
剪定枝を外に搬出して処分するには費用もかかり、コスト的にも環境的にも好ましくありません。
場内で処分できればそれにこしたことはなく、堆肥になれば一石二鳥です。
それを叶える方法として造園家の田瀬理夫さんによって考え出されたのが「バイオネスト」です。
剪定して出た枝を太いものから順番に、鳥の巣をつくるように丸く編みこむように組んでいきます。
はみ出た枝はカットし、細い枝や落ち葉、草刈り後の草類は、組んだ枝の中に中高く積み上げます。
中の落ち葉や草はやがて分解して堆肥となり、周りの木々に戻すことができます。
昔から日本にある、「落葉帰根」の考え方です。
武蔵野の森スポーツ施設の味の素スタジアム西競技場でも、この方法を使い、場内で出た剪定枝をなるべく外に出すことなく処理しています。
「バイオネスト」は景観にも溶け込み、修景的にも効果的です。
味の素スタジアム 西競技場の「バイオネスト」
周りの景色にも溶け込んでいる。
「バイオネスト」は、造園家の山本紀久氏の著作「造園植栽術」の中にも「生態芸術の堆肥置き場」として紹介されています。(p191)
「ああ、いい句集だ」
作者の師である河内静魚氏の愛情あふれる前書きを出発点に、ひとつひとつの句に遊んで、作者自身の後書きへ。良質で、滋味豊かな日本料理を味わった後のような満足感が広がった。
5×緑の滝本英子さんが句集を上梓した。
滝本さんの句の世界は、時空を超えて想像力を解き放ってくれる。
「どの句が一番好きかな」と思って読むと、えもいわれず楽しい。
美しい日本の季節の種々を、これほど豊かに味わえるものはないだろう。
5×緑のテーマは「都市(まち)に季節をとりもどそう」。
それは、季節がうつろうことで生まれた日本の自然観や情感を、
そして生活の知恵を、植物を通して伝えたい、という願いを表わしている。
だから、なおさら私たちにとって滝本さんが句集を出したことの意味は大きい。
句集の題名は「松山ミクロン」という。(文學の森文庫)
ご希望のむきは、5×緑にご一報いただければお分けする。
赤坂に新しく建てられた高層のオフィスビルの足元の緑化基壇が完成しました。
緑化基壇は、青山通りに面した南側から東へ、そして北側へと連続しています。
現地は、勾配の大きい地形である上、建物側は建築の躯体に沿って正確に緑化基壇が形成される必要があります。7段積みの大壁面が躯体に沿って回り込み、階段上の緑化につながる、という複雑な構成をしている箇所もあります。
通常は、コンクリートにタイルや石張りで作つくられる植栽帯ですが、植え枡そのものを緑でつくる、という新しい試みの緑化です。
緑化ユニットが7段積みされた壁面。東側の緑の大壁は、北へ回り込んで階段上の緑化とつながる。
基壇は全て下の写真のようなカセット式の側面植栽用ユニットでつくられている
円形の柱周りはアールの金網で囲う
庇の上には里山ユニットが並ぶ
1月26日(土)に馬頭の"よろこびの森"で冬の里山体験イベント「森で遊ぼう」が開催されます。
冬の森で思いっきり遊んでみませんか。
思いっきり体を動かした後には、お昼ご飯(カレー)やおやつが待っています!!
お申し込みは1月19日までにこちらへ。
rinnsinn214@yahoo.co.jp
詳しくはチラシをご覧ください。
130126_冬の里山体験PART4_案内チラシ.pdf
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