恵比寿日和

2025年

2025.04.05
天気:晴れ
気温:14度

晴れ渡った朝。自転車日和です。
田島ヶ原も前回と比べ濃さがグッと増しました。背景のさくら草公園もお花見で賑わっています。

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ノウルシは前回より草丈が高く、ボリュームも感じられます。ノウルシもサクラソウ同様、自生している様子が見られる場所は限られており保護の対象ですが、田島ヶ原ではサクラソウを圧倒するくらい繁殖が進んでいるようです。これでは肝心なサクラソウの個体数の維持ができなくなってしまう、というジレンマをかかえています。
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見頃を迎えた植物を駆け足で紹介していきます。

ジロボウエンゴサク
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ヒキノカサ
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周辺の草丈がまだ低く、どちらの花も小さいながら目立ちます。

かがんでよく探さないと見つからないのはヒロハハナヤスリ。こう見えてシダの一種。
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そしてタンポポ。
総苞外片が外に開いているのがセイヨウタンポポ、閉じているのはカントウタンポポ、と習ったのは小学生のとき。この個体はよく見ましたが、閉じているような、開いているような...。
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シロバナタンポポも!
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地べたに這いつくばるようにして咲いているのはムラサキサギゴケでしょうか。
これから匍匐茎を伸ばし、暴れたような姿になるはずです。
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アマナは花期が終わり、蒴果(さくか)が残るのみ。
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移ろいの速さに驚きを隠せませんが、草花はそれだけ一日一日の変化を敏感に感じ取り、育っては枯れていくのだと改めて気付かされます。

                                     R.T.

家から自転車で行ける距離に田島ヶ原という草地があります。

近代をむかえるまでは暮らしを支える重要な役割を担っていたものの、工業化が進み著しくその面積を急激に減らす半自然草地。田島ヶ原は何千年もの続いた人間と自然との関わりの断片的証拠ともいえる貴重な場所です。サクラソウ自生地として唯一の国指定特別天然記念物にも指定されており、毎年4月中旬頃、サクラソウの開花に合わせ多くの人が訪れます。

ランドスケープの業界に足を踏み入れまもなく1年。様々な植生の勉強をする中で草原植生についてもっと詳しく知りたいと頭を悩ませていたのです。絶好の資料がこんなに近くにあったとは。せっかくなので散歩がてら植生観察、同定を定期的に行い、共有しようと思います。

2025.03.15
天気:曇り
気温:11度

まだサクラソウは咲いていません。
花期を迎えているのはノウルシとアマナ。

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ノウルシはまだ半分寝ているようなこの地の目を覚まそうとでもするように黄色い花のカーペットを所々に敷いています。

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若葉が出てきているものも沢山。こちらはノカンゾウでしょうか。

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ギシギシ

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ノカラマツ、おそらく。

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ミツバツチグリも花はこれからのようです。

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こちらではホトケノザ、オオイヌノフグリ、ナズナ、ヤエムグラの幼苗(?)の群生。
ホトケノザは都市部でもいたるところでコンクリートの間などから元気に顔を出していますね。

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保護区域脇の法面にはヒメオドリコソウが。こちらはホトケノザと同じオドリコソウ属ですが、ヨーロッパ原産の外来種です。

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この他にも色々育っていますが、ひとまずここまで。
季節の見どころも紹介できるように引き続き観察していきます。

ではまた!

                                   R.T.

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春分

5×緑(ゴバイミドリ)の拠点は、都営新宿線の曙橋にほど近い場所にあります。
10年程前に越してきて、32m2ほどのテラスに里山ユニットを並べました。
里山にいるような在来の木や草が100種類ばかり。

こんな都会のわずかなテラスにも、小さなドラマがあります。
ハチもチョウもトンボもきます。カマキリの赤ちゃんたちを発見することも。
メジロが枝を揺らしに、スズメが水浴びしにやってきます。
緑を通して差し込む光を「綺麗」と思ったり、風に揺れたり、雨に打たれたりする葉をぼんやり眺めたり、そんな時間がとても愛おしいものに思えてきます。

なにより、季節の変化は劇的で、目をみはります。
sense of wonder
新宿の片すみの集合住宅の小さな世界に繰り広げられる季節の営みを分かちたいと、こんなページをつくって8年になります。
今日は、今日の季節です。

動画:新宿 合羽坂テラスから 
撮影 masacoさん

#ベランダ森化 #里山ユニット #日本の植物
#季節の花 #ゴバイミドリ #二十四節気 #春分

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啓蟄

5×緑(ゴバイミドリ)の拠点は、都営新宿線の曙橋にほど近い場所にあります。
10年程前に越してきて、32m2ほどのテラスに里山ユニットを並べました。
里山にいるような在来の木や草が100種類ばかり。

こんな都会のわずかなテラスにも、小さなドラマがあります。
ハチもチョウもトンボもきます。カマキリの赤ちゃんたちを発見することも。
メジロが枝を揺らしに、スズメが水浴びしにやってきます。
緑を通して差し込む光を「綺麗」と思ったり、風に揺れたり、雨に打たれたりする葉をぼんやり眺めたり、そんな時間がとても愛おしいものに思えてきます。

なにより、季節の変化は劇的で、目をみはります。
sense of wonder
新宿の片すみの集合住宅の小さな世界に繰り広げられる季節の営みを分かちたいと、こんなページをつくって8年になります。
今日は、今日の季節です。

動画:新宿 合羽坂テラスから 
撮影 masacoさん

#ベランダ森化 #里山ユニット #日本の植物
#季節の花 #ゴバイミドリ #二十四節気 #啓蟄

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雨水

5×緑(ゴバイミドリ)の拠点は、都営新宿線の曙橋にほど近い場所にあります。
10年程前に越してきて、32m2ほどのテラスに里山ユニットを並べました。
里山にいるような在来の木や草が100種類ばかり。

こんな都会のわずかなテラスにも、小さなドラマがあります。
ハチもチョウもトンボもきます。カマキリの赤ちゃんたちを発見することも。
メジロが枝を揺らしに、スズメが水浴びしにやってきます。
緑を通して差し込む光を「綺麗」と思ったり、風に揺れたり、雨に打たれたりする葉をぼんやり眺めたり、そんな時間がとても愛おしいものに思えてきます。

なにより、季節の変化は劇的で、目をみはります。
sense of wonder
新宿の片すみの集合住宅の小さな世界に繰り広げられる季節の営みを分かちたいと、こんなページをつくって8年になります。
今日は、今日の季節です。

動画:新宿 合羽坂テラスから 
撮影 masacoさん

#ベランダ森化 #里山ユニット #日本の植物
#季節の花 #ゴバイミドリ #二十四節気 #雨水

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立春

5×緑(ゴバイミドリ)の拠点は、都営新宿線の曙橋にほど近い場所にあります。
10年程前に越してきて、32m2ほどのテラスに里山ユニットを並べました。
里山にいるような在来の木や草が100種類ばかり。

こんな都会のわずかなテラスにも、小さなドラマがあります。
ハチもチョウもトンボもきます。カマキリの赤ちゃんたちを発見することも。
メジロが枝を揺らしに、スズメが水浴びしにやってきます。
緑を通して差し込む光を「綺麗」と思ったり、風に揺れたり、雨に打たれたりする葉をぼんやり眺めたり、そんな時間がとても愛おしいものに思えてきます。

なにより、季節の変化は劇的で、目をみはります。
sense of wonder
新宿の片すみの集合住宅の小さな世界に繰り広げられる季節の営みを分かちたいと、こんなページをつくって8年になります。
今日は、今日の季節です。

動画:新宿 合羽坂テラスから 
撮影 masacoさん

#ベランダ森化 #里山ユニット #日本の植物
#季節の花 #ゴバイミドリ #二十四節気 
#立春

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