恵比寿日和
合羽坂テラスの二十四節気 大暑
2021年10月11日
「暑いですね」が挨拶がわりになるここのところの猛暑です。
照りつける日射に比して深くなる緑陰に、小さなカマキリ。
虫たちは逞しく都心のテラスで生き抜いています。
二十四節気七十二候に「蟷螂生(かまきりしょうず)」というのがあります。(第二十五候)
してみると、このカマキリも六月の芒種の候に生まれたものでしょうか。
小さいながらも鎌は立派なものです。
おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ
「おれはかまきり」という、よく知られたこの詩の作者、工藤直子さんは、小さなカマキリが一人前に鎌を振り上げている様子を見て詩を書いた、と語っているそうです。
カメラ目線ですが、「かまを ふりかざす すがた わくわくするほど きまってるぜ」と思っているのかも。
写真:新宿 合羽坂テラスから 撮影 masacoさん
最近の記事
- 「古きよきをあたらしく」サルビアさんのお店
2024年6月 5日 - 旬の便り 筍
2024年5月10日 - 小亀の大冒険
2024年4月18日 - コナラ 新芽の輝き
2024年4月 4日 - 桜ひこばえ
2023年4月10日