恵比寿日和

二十四節季便り『霜降』

初候

第五十二候「初霜が降りる」

富士山はじめ山から雪の便りが届き初めました。
「あれ? 秋は?」
今年は秋を感じる間もなく、冬になってゆくように感じます。

毎年この時期に尾瀬へでかけています。
人気の少ない晩秋の尾瀬では、季節の移ろいを実感します。

写真は尾瀬で見たズミの実。
ズミは「酢実」とも書くそうで、
実は酸っぱくて食べられないらしいです。
鳥も遠慮するほどなんですね。
そのおかげで、美しい風景を見せてもらえました。

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次候

第五十三侯「小雨、時々降る」

「山本さんと気ままに歩く野川公園、深大寺」
キンモクセイの花が満開の中、香りがに包まれた散策になりました。深大寺には大きなキンモクセイがあって、庭木にある刈り込んだキンモクセイしか知らなかったので、見上げるキンモクセイは初めてでした。樹齢200年だそうです。
キンモクセイのお話をしましたが、今回の写真はギンモクセイです。新小金井駅近くにある公園に咲いていて、小雨を浴びてキラキラかがやいていました

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末候

第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)

秋の花が咲き終わって、花の少ない時期に目を楽しませてくれるホトトギス。
里山ユニットにもよく植えます。

名前の由来は、花弁の紫の斑紋が鳥の杜鵑(ほととぎす)の胸の模様に似ているからだそうですが、あまり似ていないという人も、

杜鵑は夏を告げる鳥と言われています。
ちなみに冬を告げるのは真鶸(まひわ)。
立冬はもう直ぐそこです。

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