恵比寿日和
二十四節季便り『秋分』
2020年1月31日
初候
第四十六候「雷、声を収む」
センニンソウの花。
花後の種子が白いひげをたくわえた仙人の趣があるのでこの名がついたようです。
今年は花の時期が遅いように思います。
次候
第四十七候「虫かくれて、戸をふさぐ」
濃いピンクに白いヒゲ(花柱)の姿が愛らしい、ミズヒキの果実。
実は、蕾だと思ってました。
末候
第四十八候 ・水始涸(みずはじめてかるる)
稲刈りをするために田んぼの水を抜く頃。
老舗の組紐屋さんの読み物で、半色(はしたいろ)という色の名前があることを知りました。
平安時代、濃い紫は身分の高い人にしか許されない禁色でしたが、浅い紫は許し色でした。
半色は、濃い紫と浅い紫の中間の色。
元々の語彙は、何の色だか判然としない曖昧な色のことだったそうですが、紫の人気が高くて、紫色に定着したのだとか。
人々の紫への憧れが垣間みられます。
里山ユニットでは、萩の花が咲き始めました。
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