恵比寿日和
二十四節季便り『処暑』
2020年1月31日
初候
第四十侯「綿のなはしべ開く」
綿を包む「柎=花のがく」が開き始める頃だそうです。
合羽坂テラスに先日仲間入りした30cmユニット。
ヤブランの花が残暑にも負けずキレイに咲いています。
次候
第四十一候「天地の暑さ、ようやく鎮まる」
本当に、ようやく暑さも鎮まってきました。
8月も半ば、まだ夏の盛りでミンミンゼミが合唱する中、選択除草に行ってきました。
緑がモリモリで、選択除草をするのは結構大変。
クルマバナ、カントウヨメナ、ゲンノショウコが花を付けていました。
最後はバッタをパチリ。
末候
第四十ニ候 禾乃登(こくものすなわちみのる)
稲穂の実る候。
暮らしの基本が農事の巡りだった頃の人々は、この季節をどんなに心待ちにしていたことだろう、と思います。
写真は遠野の田んぼの様子です。
今年は夏の長雨で冷夏の被害が心配されましたが、初めて遠野を訪れたのも、記録的な冷夏の年、1993年でした。
その時、畦道で出会ったお百姓さんと、なんのきっかけだったのか言葉を交わしました。
米の不作を語る苦しげな表情を今も覚えています。
あの頃よりも気候の変化は更に激しく、劇的になっています。
佐賀の米どころで、今年も実りの喜びを分かち合えるのかーあの時の遠野のお百姓さんの顔が浮かんできます。
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