恵比寿日和

踏んでも蹴っても死なない子

7月も終わりのある日、2011年に園庭の工事をさせていただいた「狭山ひかり幼稚園」に伺いました。

 「狭山ひかり幼稚園」のモットーは「踏んでも蹴っても死なない子」を育てることだと聞いています。
 私はこのモットーがとても好きで、そんな幼稚園の緑をつくるお手伝いをさせていただいたことを嬉しく思っていました。
 
 自由でおおらか。
園にはそんな雰囲気が溢れています。
 それと知ってか、植物たちもひときわスクスクと育っているように感じました。
理事長の 東さんも「周りの木が育って、緑に包まれたようになってきて嬉しいんです。もっと育って森みたいになってくれるといいなー」とお話ししてくださいました。
 
 踏んでも蹴っても死なない子。
 植物ってそうだなぁ。


建築の設計は安宅研太郎氏。ランドスケープは田瀬理夫氏。
既存の大木を残して設計された。
建築のプランも伸びやかで、教室を一つに固定しないなど様々な工夫が凝らされている。
グランドのレベルを上げて、建物が少し沈む形。
東さん曰く「エラソーじゃない、受容生の高い建物」。

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窓外の緑も元気に育って、お隣の壁はもう気にならない。
テイカカズラで覆われた基盤には、既存の建物を壊したコンクリートガラを詰めている。

IMG_0451.JPG東さん「1000年前からここにあった植物にしたかった」。
ビワや桑の実は子供たちにあっという間に食べられてしまう。
園長先生は季節ごとに咲く花を楽しみにしてくださっている。


レベルを自由にする金網ワークがあちらこちらに。
(写真は2013年10月 masacoさん)

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門扉も門柱もテイカカズラで覆われた。
(写真は2014年9月 米田和久さん)

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ゴジラ!?  庭園灯です。
(写真は2014年9月 米田和久さん)

_MG_1125s.JPG庭園灯。本来の姿。

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夏真っ盛り。子供たちの遊んだプールを天日干しに。

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