恵比寿日和
木瓜の花を惜しんで
2015年1月29日
私の住む町は古くに開発された住宅地で、門かぶりの松があったり、立派なお庭のある住宅がまだ残っています。
しかし、そろそろ代変わりなのか、櫛の歯が抜けるように古い家が取り壊され、更地に戻るところが増えてきました。
ご近所に、それは見事な木瓜(ボケ)の木がありました。
「更紗木瓜(サラサボケ)」というのでしょうか、白の地にほんのり混じる朱が美しく、花の時期には遠回りして駅まで歩き、花を眺めるのが楽しみでした。
残念なことにそのお宅も取り壊され、たくさん育っていた庭木は根こそぎなくなってしまいました。時代の趨勢でいたしかたないこととはいえ、何十年もの時間の蓄積を持った緑をこんな風に失ってしまうのは勿体無いことだと思いました。

毎年綺麗な花を咲かせてくれていた木瓜の木

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