恵比寿日和

我が家の庭の手入れと山本先生の剪定

人生に人に自慢できることとてないが、ひとつだけ、我が家の小さな庭をプランタゴの田瀬理夫氏が設計して基盤を作り、愛植物設計の山本紀久氏が植栽して下さったことだけは自慢である。
以来、うちの庭の剪定は山本さんが取り仕切ることとなった。山本さんを庭師に抱えたようなもので、贅沢なことである。

山本さんは、今年「造園植栽術」という素晴らしい御本を上梓されたばかりで、
https://www.5baimidori.com/news/201201-post-47.html

昨年はお忙しいだろうとお声をかけずにいた。
なので、剪定作業も約2年ぶりである。

我が家の剪定には、山本さんの他、チーム5×緑の面々が集い、作業を終えてうちで「飲み会」になだれ込むのが通例である。

今年は5×緑のサイトを作成いただいたコマースデザインプロダクトの鈴木富士子社長が参加。早速、彼女のブログに当日の様子をアップして下さった。

http://www.cmrc.co.jp/blog/


2年たって伸び放題になった庭木を、山本さんは迷うことなく刈り込んで大まかに形を整えていく。
前回はその鮮やかさに目を奪われたが、今年は、大まかに形を決めた後、細やかに木の成育を見届けながら枝を抜いていく、その丁寧さに気づかされた。

素人の私に、その技の真価を語る力はないのだが、それでも毎朝、清しく刈り込まれた庭を通り抜けるたび、絶妙な感覚で止めたり抜かれたりしている樹木の刈り跡が目に残る。

before  ここは東京?っておもいますよね。
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お手伝いにかけつけてくれたこはるちゃんもアドベンチャー気分?
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作業は人海戦術で
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庭の落ち葉の下で眠っていたらしきカエルさん。こはるちゃんが「葉っぱちゃん」と命名。
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巨匠と並んで出来映えを確認!?
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after こんなにスッキリ! この春の伸びやかな新芽が楽しみです。
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さて、山本さんの手業は室内の観葉植物にも及んだ。
こういう達人には、庭木に限らず植物を見ると、その植物が持つ本来の美しい姿がたちどころにイメージできるものであるらしい。

30年連れ添った室内のガジュマルを見ると、やおらノコギリを取り出して、太い幹に刃を入れた。
たちまち、武骨な太い幹が目立っていたガジュマルは、スッキリとチャーミングな立ち姿に!

雲南棕櫚竹(もどき?)は、「もどき」だけに雲南らしい細い葉と太い葉が混在している。
目ざとくそれに気づいた山本さんは(恥ずかしながら、四六時中木を見ていたfはずの私は、葉の太さの違いに全然気づいていなかった)、太すぎる葉に切り込みを入れ、更に多すぎる葉を取り去って、形を整えて下さった。
その技に、見ているみんなも思わず拍手!
(雲南棕櫚竹のbefore・afterは上の鈴木さんの「社長ブログ」をご覧ください)

作業をする山本さんがまた、実に楽しそうなのである。

植物を相手にする造園や緑化やランドスケープの仕事は、本来こんなにも心楽しいものなのだと、山本さんに会う度に教えられる。
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