恵比寿日和
おでんの夜に
先月の句会のお題は、「おでん」であった。
ということで、おでんについていろいろ考えた。
ま、おでんを嫌いな人はいないだろう。
何だかおでんと聞くだけでウキウキ~。
なつかしい、青春の屋台の味でもある。
ところで、おでんの味付けはその家の味覚を象徴するという話しを昔聞いたことがある。
わが家はうすあじのカツブシ&昆布だしベースで塩と薄口しょうゆを少し。
とまあ、関西風によくある味付け。
東京で暮らし始めた頃、おでんの黒いお醤油ベース甘ったるい出汁に驚愕。
さらに 「ちくわぶ」 という、聞きなれない、なにやらぶよぶよした具に出会った時には、
「こんなものをおいしいと食べる人たちってヘン!」と、思った記憶がある。
今ではそれもそれなりにまずくはないと思えるようになったが、やっぱり関西風の薄い色の出汁のほうが口に合う。
ということで、以下、おでんダネのマイ ベストスリーを決定してみた。
ジャ~~ンッ!
① さつま揚げ (何であれ、さつま揚げは好きなのです)
② 糸こんにゃく (歯ごたえもいいし、何よりノーカロリーがいい)
③ サトイモ (トロリ感がたまらない)
あとは、たけのこ、たこ、餅いり巾着、そこに銀杏が追随する。
ま、こうしてそれぞれの好みのものをあれこれぶち込み(失礼)、あとは勝手気ままに取り出せるのがおでんの魅力だろう。
さて、恒例のアフター句会では、新たなる発見が ?!
どうやら、おでんを酒のつまみにする人たちにとって、おでんをご飯のおかずにすることは邪道なことらしいのだ。 あくまでつまみであるという。
「なにいってんですかっ!おでんは立派なおかずですよ。だって、おでん定食があるではないですか」と、おかず派を主張した私。
なぜかその話が発端になって、
「そう言えば、ラーメン定食もあるし、焼そばをおかずにする人もいるらしい」
「いやいや、いなりずしをおかずにする人もいるらしい」
おっと、話が飛行機デス (註; 話が大きく飛んでいってしまうこと)
おでん鍋をかこみながら、みんなの距離がぐっと近づくある夜のお話でした。
おでん鍋 僕とあなたの必然性 結女
11月の句会の様子は、以下で覗けます。
http://ameblo.jp/emichacha-ameblo/entry-11082683508.html
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