恵比寿日和

南の島の布

阿佐ヶ谷のカフェ「ひねもすのたり」で、奄美や石垣など南の島を中心に集めた布の企画展「つなげる布 つながる想い」が開かれています。

http://ひねもすのたり.com/
※〜7/13

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南の島の代表的な織物である芭蕉や苧麻、絹など自然の素材の布が美しく飾られています。

この展示会を企画した田町まさよさんは、奄美に移り住み、島の魅力を多くの人に伝えるお仕事をされています。

「植物からとる芭蕉も苧麻も、蚕から糸を紡ぐ絹も、どれも気の遠くなるような作業の果てにできた布です。昔はどの家もみんな手間をかけて家族の衣服を紡ぎ、織り、縫っていました。その手間のひとつひとに家族の無事を祈る想いを込め、そしてその布を纏う人は、つくり手の想いに守られて仕事へとでかけていったのです」

「私たちは便利なものを求めすぎていたように思います。特に震災や原発の事故の後、そうした思いが強くなりました。そして、こんな風に手間暇かけて丁寧につくられたものの大切さを伝えたいと思ったのです」
と田町さんは言います。

飾られている布たちはどれも、植物を刈りとり、糸にし、染め、織り、ひとつひとつの手順を丁寧にたどりながらつくられています。
美しさの中にある、手仕事の確かさと温もりに心動かされます。
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亀田恭子さんの絹のストール
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滝沢都さんの芭蕉布のタペストリー
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入り口には笹飾りが飾られて
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