恵比寿日和
また会へる十一月のさやうなら
2010年11月30日
今日で十一月も終わり。
年をとるにつれ、一か月という時間はいよいよ速度を速め、一万円札を両替した途端の千円札みたいにあっという間に吹っ飛んでいく。
それにしても・・・・。
十一月という月は、本当に印象の薄い月である。
ニシムクサムライのサムライが"11月"だったっけ・・・・くらいの印象。
あとは文化の日と勤労感謝の日がある月、くらいなもんである。
でもって、今月の句会のお題のひとつが十一月。
困った、困った。
人生でこれほどまでに十一月について考えたことはこれまでになかったというくらい、頭を抱えることになった。
改めて十一月を感じてみると、紅葉の美しさも落ち葉の音も、小春日和の日々もみんな十一月。
立冬を迎え、寒くはなってくるけど、まだまだ温かさもある。
気ぜわしくなっているけど、まだ少し気持ちに余裕はある。
落ち葉もあるけど、梢の葉っぱも美しい。
などなど考えていると、どちらつかずの微妙なあわいの、うつろいの中にこそ十一月はあることに気がついてきた。
あしたから十二月。この月は印象も明快に一気にラストスパートになだれ込んでいく。
そこに立ち止まって、時の流れを楽しむ余裕はない。
十一月 素描画だけの美術館 結女
句会(KIMA句会)の詳細は以下でご覧になれます
http://ameblo.jp/emichacha-ameblo/
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