恵比寿日和

ラファエロ色に染まりゆくなり 秋の山 

もう11月。これから一気に冬めいてくる。
早いなあ~ことしも。なんだか年々吹っ飛ぶように年が過ぎていく。ガーデンプレイスのバカラのクリスマスツリーがきらめき始めた。
こうやって齢をとって行くんだな~と妙に感傷的になるのも、決まってこの時期。

先週末の土曜日は10月句会があった。
兼題のひとつが「秋の山」。
秋の山と聞いて真っ先に浮かんでくるのは、小学校の頃、教室から運動場越しに見えていた近くの山。学校自体が山のふもとにあったから、実際は身ぐるみ山の中。
秋の夕日を浴びた山の木々はそれぞれ特有の光を放ちながらも、少し遠目で見ると、いろんな色がまじりあった深い色調になっていた。

これから本格的な紅葉の季節。
馬頭でのどんぐりイベントも、もう明日に迫ってきた。
拾ったどんぐりをちゃんと翌春に発芽させるには、数日間のタイミングが勝負で、その日を失うと、なかなか難しいという。そんなどんぐりを馬頭の子どもたちが大切に育ててくれた。

自然の移ろいは、人間に合わせて、待ってくれない。
感傷に浸れるはずの11月は、いつもあわただしく過ぎていく。

 

量子論一冊 秋の山に入る              結女

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馬頭のどんぐりイベント詳細はこちら

https://www.5baimidori.com/news/201009-post-25.html

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