恵比寿日和

薔薇の庭

東京は北区西ヶ原にある旧古河邸で「春のバラ フェスティバル」が開かれています。

5月23日までは夜も開放されていて、ライトアップされた薔薇を楽しむことができました。

近くに所用があったので、終わった後ふらりと立ち寄ってみたのですが、人出の多さに驚きました。
それも年配の方から学生とおぼしき若者まで、老若男女とはこのこと、といった賑わいです。
薔薇の愛好者は本当に幅広いんだな、と思いました。

夜桜見物はよく聞きますが、夜の薔薇の美しさも格別なものがあって、思いがけず楽しい時間を過ごせました。

旧古河邸は、明治の元勲、陸奥宗光の別邸だったところで、洋館と洋風庭園は、鹿鳴館などを設計したジョサイア・コンドルの手になるものだそうです。
(そういえば、東大のキャンパスにコンドルの銅像が建ってますね)

奥には、薔薇園とは趣を異にする日本庭園が広がっていて、その散策も心楽しいものでした。
庭師・植治こと小川治兵衛の作庭だそうです。

しばらくおぼろ月夜を眺めながら、こんな風にゆっくり夜空を眺めるのは何ヶ月ぶりだろう、と思いました。

残念ながらライトアップ期間は終わってしまったようですが、「バラのフェスティバル」は6月20日まで開かれているそうです。
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