恵比寿日和
お庭の散髪
2010年3月29日
あまり手入れもしてもらえないが、その分「自由にさせてくれ」ということか、木も草も勝手気ままに伸び放題のびてくれる。
前にも書いたけれど、下手をすると雨の日は、通路にまでかぶさった枝のせいで服が濡れてしまうことも。。。家主は「これじゃあんまりじゃありませんか」ってことで、遠慮しながら切らしてもらうのだが、なんだか「おっし!またのびるスペースができたぜ」と思っているのじゃないかと思うほど、切れば切るほど張り切ってのびてくれる。
before:のび放題のもしゃもしゃの庭
素人はどうも枝を落とすのも怖々なところがあっていけない。そこで「プロ」の登場とあいなるのだが、今回は1年半ぶりのお庭の剪定である。
1日で見違えたようにすっきり。
暗かった入り口も明るくなった。
after:散髪後のすっきりきりりの庭
(木に覆われて見えなかったお隣の壁も透けて見えます。)
実は、我が家の庭は、猫の額ほどの狭さだが、デザインと骨格づくりは、5×緑の産みの親でもあるプランタゴの田瀬さん。そして植栽は愛植物設計事務所会長で紫綬褒章を叙勲された山本さん、というこの上なく贅沢なキャスティングでてきた庭なのである。
(これだけは自慢できるが、その子細は後にゆずるとして---------)
であるので我が家の剪定には、山本さんがいらっしゃる。
山本さんが出張るとなると、チーム5×緑の矢澤さんもかけつけてくださる。
そして、5×緑のみんなもきてくれる、ということになり、わいわいにぎやかに作業が進む。
今年もみんなでにぎやかに作業。もはや5×緑のイメージキャラクターともいえるKOHARUちゃんもお手伝い!
こちらは、山本さんの作業の表情。
「枝がどちらにのびたいのかなー。って思って切ってるんだよ」とおしゃるが、その手さばきに迷いはない。
時々離れて木の姿を確認しながら剪定を進めるその様子は、もはや名人の域か。
山本さんは造園を「アートとサイエンスの融合」とおっしゃるが、剪定ひとつにもその思想が生きていると思う。
最近の記事
- 「古きよきをあたらしく」サルビアさんのお店
2024年6月 5日 - 旬の便り 筍
2024年5月10日 - 小亀の大冒険
2024年4月18日 - コナラ 新芽の輝き
2024年4月 4日 - 桜ひこばえ
2023年4月10日