活動レポート&里山便り

冬の里山交流記 エピソード2 「これナァーンダ!?」

さて、下の写真の中央に浮かぶ不思議な物体は何でしょう?

 

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答えは氷です。

 

「お昼だよー」と山のお母さんたちに呼ばれて、雑木林から下りてきた子供たちは、

凍った池を見つけて早速遊びはじめた。

 

子供は、遊びを見つける天才だ。

小さな流れに張った氷を割って、池まで運んでは、土手の上から投げて、

氷を割る遊びに夢中になり始めた。

 

写真は、しめしめ超特大の氷をうまく割って「エイヤッ」とばかり投げた瞬間である。

 

土手の上では大人たちが「あーあ、あんなにはしゃいだら、誰か水にはまってしまうぞ」と言いながら、尻もちつく子がいても慌てず騒がず、鷹揚に、でもしっかりと見守っている。

 

大人たちが先回りして、全ての危険を取り除いて、指ひとつはさむ隙間もないように

厳重にに管理された都会の遊び場。

「正しくケガをする」ことを子供たちは、いつ学ぶのだろう、と思ってしまう。

 

「子供は風の子」。もう死語かな、と思っていた、そんな言葉を久しぶりに思い出した。

 

 

ガラス屋さん!?、いえいえ、上手に大きな氷を割り取ることができて、意気揚々。

池までセッセと運ぶ子供たちです。

 

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氷の上を駆け回る子供たちのかたわらで、一人静かに何かを拾い集めている男の子がいた。

彼の心を捉えたのは、不思議な形をしたハスの実。

「これには、こんなに種が入っているよ」とわざわざ見せに来てくれた。

 

末は植物学者かな。こんな子がランドスケープ・デザインの仕事をしてくれるといいのだけれど。

 

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