活動レポート&里山便り
冬の里山交流記 エピソード1 「迷子じゃない大人たち」
2013年2月14日
あんなに晴れやかな子供たちの歓声を久しぶりに聞いた気がする。
子供たちに自然の中で遊ぶ楽しさを教えたい!そんな思いから生まれたイベントだ。
きれいに手入れされた雑木林の中には、山の男たちが一生懸命つくったであろうブランコやジャングルジムやツリーハウスが並んでいる。
木の枝とロープでつくられたたくさんの遊具。
この日ばかりは、みんながトム・ソーヤーやターザンだ。
やんちゃな子も恥ずかしがり屋の子も全力で遊んでいた。
振興会の会長さんが息を切らしてブランコを押している。
弾むような声。子供たちの身体もロープやブランコの上で弾んでいる。
緩んでしまったロープを直しに山の男たちが駆けつける。
そんな混じり気のない山の人たちの優しさに触れて、心が温かくなっている自分がいた。
外気温は0°C。でもちっとも寒くなかった。
前のブログ(恵比寿日和)で「大人の迷子たち」というエッセイがあることを書いたけれど、ここには「迷子の大人」はいない。
「本物の大人たち」が、冬の日だまりのような眼差しで子供たちを見守っていた。
写真 1-3枚目 撮影 米田和久氏
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