活動レポート&里山便り

2011.5月 馬頭訪問 今年度の管理計画へ向けて

5月16日馬頭訪問。

みなさまに「どんぐりキューブ」を買っていただいてプールした2010年度の「どんぐり貯金」52027円を里山本舗・佐藤昭二さんにお渡ししました。

このお金は、里山の管理作業の費用に充てられます。

日大の生物資源科学部の大澤先生一行は、16日、17日の2日間にわたってフィールドを調査。
16日は先生たちと同行して、5×緑の管理委託エリアなどを回り、都市緑化のための材料提供を視野に入れた山の管理について考えました。

訪れたのはちょうど新緑の美しい季節。
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都市緑化のために森から採取された植物たち / ターフとボット上げした苗。
里山を管理することで再生された植物をこのような形で緑化に活用し、その資金で更なる里山管理を進める。
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フィールドを調査する日大チーム
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大澤先生からは「保全管理見本林」として今後積極的に管理を進める予定のエリアの群落構造や豊かな植生が期待される棚田脇の斜面の植生について新たなデータをいただいた。

それによると「見本林」を樹種別胸高幹断面積割合でみると、コナラが43,2% アオハダ11.9% アカシデ9.0%
本数でみると、アオハダが16.0% ヒノキが11.1% アカシデが9.3%。コナラは6.3%だった。

また、皆伐後、植生の回復が思わしくない箇所に実験的に林床の豊かな場所の土を客土して経過をみたが、結果は思わしくなかった。


多様な植生が期待される斜面地。
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雑木林だけでなく、人工林の林床も今後は管理の対象にしていきたい。
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新緑の足下には野の花が咲き、里山巡りを一層楽しいものにしてくれた。

キンラン                  ハルリンドウ   
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ニリンソウ                  ショウジョウバカマ
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ヤマツツジ                  ハナイカダ
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