活動レポート&里山便り
冬の里山体験イベントレポート
2011年2月 7日
去る1月23日に里山ネットワークの佐藤さん達が所属する那珂川町林業振興会主催で
「冬の里山体験」のイベントが開催されました。
天気にも恵まれ、とても楽しいイベントとなりました。
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イベントの内容は次の三つでした。
・シイタケ植菌体験
・鳥小屋体験
・落ち葉掻き体験
これに加えて、昨年11月6日に開催された「どんぐり交流会」を記録したDVDを
鑑賞しました。
●シイタケの植菌体験
90cmの長さにカットされたコナラとクヌギにナメコ用のヤマザクラを加えた合計
160本のほだ木が用意されて、それに菌を植える穴を開けて種駒を打ち付けると
いう作業です。
まずはドリルでほだ木に穴を開ける方法を教えていただきました。
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ちょうどよい穴の深さで止まるようにストッパーのついたドリルを使用します。
・みんな真剣な眼差しでやり方を聞いています。
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・はじめて使うドリルも上手に使いこなして穴を空けていきます。
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・シイタケの種駒です。木片に菌を繁殖させたものです。
・シイタケは「にく丸」という品種です。
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・ドリルで穴を開けたところに種駒を差し込みます。
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・差し込んだ種駒を木槌で叩いて打ち込みます。
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・子供達も真剣に作業に取り組んでいました。
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・種駒を打ち込んだほだ木は、5本ずつおみやげでいただきました。
●鳥小屋体験
次は伝統行事「鳥小屋」の体験です。
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・鳥小屋と団子を刺して飾るためのミズキの枝
これは小正月に行われる火祭り「ドンド焼き」と関連した行事です。
ドンド焼きは、村の道祖神のお祭りと結びついている行事で、
村境いなどにある道祖神の像のそばに竹柱を立て、正月小屋を作ります。
そして子どもたちが中で食事をしたりしたあと、小屋に火を放って門松やしめ縄などの
正月飾り、書き初め等を一緒に焚いて、繭玉団子、あるいは餅を焼いて食べる火祭りです。
馬頭では「トンボ団子」(繭玉団子)を焼いて食べますが、これを食べると一年間無病息災で
過ごすことができるという言い伝えが残っています。
この時に作って燃やす正月小屋が「鳥小屋」なのです。
子どもたちは小屋の中で鳥追いの歌を歌って、農作物を食べてしまう悪い鳥を
追い払うというのがそもそもの起源のようです。
今回の体験では、「トンボ団子」をつくり、それをミズキの枝に刺して飾り付け、
その後にご馳走になりました。
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・食紅で赤や緑、黄色などに色づけした米粉で団子を作ります。
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・ミズキの枝に刺して飾ります。
今回鳥小屋は燃やすことなく、小屋の中で昨年の「どんぐり交流会」のDVDを鑑賞しました。
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・プロカメラマン米田氏の捉えた表情豊かな写真に歓声が上がっていました。
●落ち葉掻き体験
3つめの体験は「落ち葉掻き」です。
雑木林で落ち葉を集めて堆肥を作るのです。
元々今回のイベント会場一帯では、たばこの生産が盛んで、
その苗を育てる温床づくりのために落ち葉掻きをしていたそうです。
今回はかつてのたばこの生産農家で、落ち葉掻きをずっとやってこられた方に
ご指導いただきました。
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・先生方です。
・たばこの生産もやめてしまっていて落ち葉掻きは20年ぶりとのことでした。
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・林業振興会の方々によってよく手入れされたきれいな雑木林です。
・林床がすっきりしているので落ち葉が集めやすくなっています。
落ち葉掻きは重労働なので、山の斜面から効率よく掻き集める必要があるのです
が、その技が凄かったです。
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・熊手を使って足下に落ち葉を掻き集めて締め固めます。
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・締め固めた落ち葉を二人一組になって大きな固まりに束ねます。
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・束ねた落ち葉を二段重ねにして山から下ろしていきます。
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・参加者も背負って重さを体験しました。
落ち葉は雑木林の中で、立ち木に横に枝を渡したところに茅を立てて仮置き場を
つくり、そこにストックしてから納屋などに小出しにしていたそうです。
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・大勢の作業だったので、短時間で山はすっかりきれいになりました。
落ち葉掻きが終わって山から降りて、甘酒をご馳走になってお開きとなりました。
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「冬の里山体験」のイベントが開催されました。
天気にも恵まれ、とても楽しいイベントとなりました。
イベントの内容は次の三つでした。
・シイタケ植菌体験
・鳥小屋体験
・落ち葉掻き体験
これに加えて、昨年11月6日に開催された「どんぐり交流会」
鑑賞しました。
●シイタケの植菌体験
90cmの長さにカットされたコナラとクヌギにナメコ用のヤマザ
160本のほだ木が用意されて、
いう作業です。
まずはドリルでほだ木に穴を開ける方法を教えていただきました。
・先生による実演指導です。
・・みんな真剣な眼差しでやり方を聞いています。
・はじめて使うドリルも上手に使いこなして穴を空けていきます。
・シイタケの種駒です。木片に菌を繁殖させたものです。
・シイタケは「にく丸」という品種です。
・ドリルで穴を開けたところに種駒を差し込みます。
・差し込んだ種駒を木槌で叩いて打ち込みます。
・子供達も真剣に作業に取り組んでいました。
・種駒を打ち込んだほだ木は、
●鳥小屋体験
次は伝統行事「鳥小屋」の体験です。
・鳥小屋と団子を刺して飾るためのミズキの枝
これは小正月に行われる火祭り「ドンド焼き」
ドンド焼きは、村の道祖神のお祭りと結びついている行事で、
村境いなどにある道祖神の像のそばに竹柱を立て、
そして子どもたちが中で食事をしたりしたあと、小屋に火を放って門松やしめ縄などの
正月飾り、
馬頭では「トンボ団子」(繭玉団子)を焼いて食べますが、これを食べると一年間無病息災で
過ごすことができるという言い伝
この時に作って燃やす正月小屋が「鳥小屋」なのです。
子どもたちは小屋の中で鳥追いの歌を歌って、農作物を食べてしまう悪い鳥を
追い払うというのがそもそもの起源
今回の体験では、「トンボ団子」をつくり、
その後にご馳走になりました。
・食紅で赤や緑、黄色などに色づけした米粉で団子を作ります。
・ミズキの枝に刺して飾ります。
今回鳥小屋は燃やすことなく、小屋の中で昨年の「
・
●落ち葉掻き体験
3つめの体験は「落ち葉掻き」です。
雑木林で落ち葉を集めて堆肥を作るのです。
元々今回のイベント会場一帯では、たばこの生産が盛んで、
その苗を育てる温床づくりのために落ち葉掻きをしていたそうです
今回はかつてのたばこの生産農家で、
ご指導いただきました。
・先生方です。
・
・
・林床がすっきりしているので落ち葉が集めやすくなっています。
落ち葉掻きは重労働なので、
が、その技が凄かったです。
・熊手を使って足下に落ち葉を掻き集めて締め固めます。
・締め固めた落ち葉を二人一組になって大きな固まりに束ねます。
・束ねた落ち葉を二段重ねにして山から下ろしていきます。
・参加者も背負って重さを体験しました。
落ち葉は雑木林の中で、
つくり、
・大勢の作業だったので、
落ち葉掻きが終わって山から降りて、
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