2016年6月の記事
里山住宅博 街並みづくり進行中
2016-06-24 (Fri)
地域植生を使った緑の統一外構で注目を集めている「里山住宅博 in 神戸」の街並みづくりが
進んでいます。
「里山住宅博」は、神戸市北区の「神戸リサーチパーク上津台」内の斜面地に面した約4ha(内、里山トラスト部分は2.7ha)に住宅を開発するもので、全62区画が予定されています。
複数の工務店が、協働して住宅を建設し、6ヶ月間の「里山博」終了後は、「上津台・百年集落街区」として住宅地になります。
住宅は工務店それぞれの設計ですが、外構は統一した仕様となっています。
この緑の外構計画や「里山トラスト」と呼ばれる斜面地の利用計画をランドスケープ・デザイナーの
田瀬理夫さん(プランタゴ)+林恵理子さん(リュースニング)が手がけています。
バラバラに細切れにされた外構は「街並み」を生み出しません。
緑が家々をつなぎ、木立がゆるやかに外との緩衝スペースをつくります。
窓からは季節の移ろいを写す草木が心を和ませます。
ブロックやコンクリートで固められた「エクステリア」ではなく、フェンスも門扉も門柱も
その土地の植物と石でつくります。
植物には人と人のコミュニケーションを媒介する力があります。
緑が連なるだけでなく、住む人同士の会話や子供たちが自然と触れ合う場が生まれ、コミュニティもまた豊かに育っていくことでしょう。
ブロックやコンクリートではなく、この土地の植物と石を使って。緑が家々を繋いでいく。
フェンス、門扉、門柱(ポスト インターフォン、ランプ内蔵)、宅地の高低を整理する土留、階段
などの「アースワーク」用の金網資材を5×緑が提供している。
統一した仕様でありながら、各戸に合わせて庭がデザインされている。
こうした柔軟性に対応できるのも金網の特徴。
モデルハウスの一つを建築家の堀部泰嗣さんが手がけている。
「これからの家」と名付けられた。
ダイニングからは庭が、リビングの大きな開口からは里山の緑が広がる。(これからの家)
床の高さと同じレベルで伸びる庭。芝地の一画には小さな池を設けて。(これからの家)
斜面地の里山は街区居住者の共有持分。5種類の果樹を植え、散歩道を設けた。
斜面地にも5×緑の斜面地用金網階段が使われている。
進んでいます。
「里山住宅博」は、神戸市北区の「神戸リサーチパーク上津台」内の斜面地に面した約4ha(内、里山トラスト部分は2.7ha)に住宅を開発するもので、全62区画が予定されています。
複数の工務店が、協働して住宅を建設し、6ヶ月間の「里山博」終了後は、「上津台・百年集落街区」として住宅地になります。
住宅は工務店それぞれの設計ですが、外構は統一した仕様となっています。
この緑の外構計画や「里山トラスト」と呼ばれる斜面地の利用計画をランドスケープ・デザイナーの
田瀬理夫さん(プランタゴ)+林恵理子さん(リュースニング)が手がけています。
バラバラに細切れにされた外構は「街並み」を生み出しません。
緑が家々をつなぎ、木立がゆるやかに外との緩衝スペースをつくります。
窓からは季節の移ろいを写す草木が心を和ませます。
ブロックやコンクリートで固められた「エクステリア」ではなく、フェンスも門扉も門柱も
その土地の植物と石でつくります。
植物には人と人のコミュニケーションを媒介する力があります。
緑が連なるだけでなく、住む人同士の会話や子供たちが自然と触れ合う場が生まれ、コミュニティもまた豊かに育っていくことでしょう。
ブロックやコンクリートではなく、この土地の植物と石を使って。緑が家々を繋いでいく。
フェンス、門扉、門柱(ポスト インターフォン、ランプ内蔵)、宅地の高低を整理する土留、階段
などの「アースワーク」用の金網資材を5×緑が提供している。
統一した仕様でありながら、各戸に合わせて庭がデザインされている。
こうした柔軟性に対応できるのも金網の特徴。
モデルハウスの一つを建築家の堀部泰嗣さんが手がけている。
「これからの家」と名付けられた。
ダイニングからは庭が、リビングの大きな開口からは里山の緑が広がる。(これからの家)
床の高さと同じレベルで伸びる庭。芝地の一画には小さな池を設けて。(これからの家)
斜面地の里山は街区居住者の共有持分。5種類の果樹を植え、散歩道を設けた。
斜面地にも5×緑の斜面地用金網階段が使われている。
校庭の緑のエッジが完成
2016-06-23 (Thu)
池袋の小中連携校の校庭の縁(ふち)を彩る緑が完成しました。
校庭と歩道との間の境界の立ち上がりを植物でつくるもので、5×緑の「そくめんみどり」の工法が活用されています。
道路の勾配に合わせて約 84 m連続しています。
校庭からこぼれる大きな木陰とあいまって、道行く人がふと子供たちの姿に目がいくような優しい「境界」になるとよいと思います。
※ランドスケープ設計 オンサイト計画設計事務所
学校の中には田んぼやビオトープもつくられ、里山の畦や林床の植生を再現する植生マットが
使われています。5×緑の里山ネットワーク、馬頭の森からも植物を提供していただきました。
植物の種が広がって、年を経るごとに次第に全体に馴染んでいくことと思います。
ベランダ森化計画 & 夏至祭
2016-06-20 (Mon)
「私の森.JP」などを運営するグラムデザインさんから、事務所のベランダを「森化したい!」という計画をうかがって、5×緑の里山ユニットをお届けしました。
お隣のベランダを気にしなくていいように、後ろには少し背の高い常緑、シラカシ、アラカシ、シロダモ、ソヨゴなど、手前には季節感のあるとりどりの草木をたくさん。
ヤマザクラにウリハダカエデ、ウグイスカグラ、イタヤカエデ、ホトトギス、チゴユリ、オミナエシなどなど60種類以上がベランダに並びました。
風を受けるとそよそよと涼しげです。
そんな森大好き! のグラムデザインさんが「都会でも、もっと森を楽しみましょう」と、18日に「夏至祭」を開きました。
部屋中にヒノキやスギ、ホオバを飾り、森の香りに包まれながら、クリスタルボウルの演奏を聞いたり、木林文庫さんの「樹と言葉」の中の一節の朗読に耳を傾けたり。
森好きたちが集まってわいわいと夜更けまで時を過ごしました。
ベランダの「里山ユニット」の間にはソーラーランタンを灯して。
お隣のベランダを気にしなくていいように、後ろには少し背の高い常緑、シラカシ、アラカシ、シロダモ、ソヨゴなど、手前には季節感のあるとりどりの草木をたくさん。
ヤマザクラにウリハダカエデ、ウグイスカグラ、イタヤカエデ、ホトトギス、チゴユリ、オミナエシなどなど60種類以上がベランダに並びました。
風を受けるとそよそよと涼しげです。
そんな森大好き! のグラムデザインさんが「都会でも、もっと森を楽しみましょう」と、18日に「夏至祭」を開きました。
部屋中にヒノキやスギ、ホオバを飾り、森の香りに包まれながら、クリスタルボウルの演奏を聞いたり、木林文庫さんの「樹と言葉」の中の一節の朗読に耳を傾けたり。
森好きたちが集まってわいわいと夜更けまで時を過ごしました。
ベランダの「里山ユニット」の間にはソーラーランタンを灯して。