2016年2月の記事
アオノイエ ~境界を変えよう~
2016-02-26 (Fri)
2.13 イベントレポート
2016-02-23 (Tue)
テイカカズラの戦略 その2
2016-02-10 (Wed)
テイカカズラの戦略 その1
2016-02-09 (Tue)
先日、里山ユニットをお納めした先からこのような質問がありました。
「テイカカズラはよく花が咲かないという方があります。
たとえば、葉を何枚以上つけないと咲かない、日陰だと咲かない、など
花を咲かせる条件などあれば教えてください。」
最近では、主にグランドカバー用に育苗されたテイカカズラで花の咲かないものが市場に出ているようです。
お送りした里山ユニットのテイカカズラは、もちろん花の咲くものです。
花つきについて、いつも里山ユニットを製作していただいている矢澤ナーセリーさんにお尋ねしたところ、こんな答えが返ってきました。
植物の種子は、親木の近くで発芽すると、親木に付いている病虫害の被害を受けやすいので、
なるべく親から離れた場所で発芽しようとして、遠くに種子をたどり着かせる戦略を持っています。
自力で遠くへ飛ぶようになっていたり、動物や鳥に運んでもらうようになっていたり、風で飛んでいくようになっていたり。
そんな中、テイカカズラは風で種子を遠くに運ぶ戦略を持っています。(種子に綿毛が付いているので分かります)
そのため、種子が遠くに飛ばされる条件が整うとよく咲くようになります。
具体的には、ツルが絡まって登っていったり、立ち上がり気味になると風を受けやすくなるので、よく咲きます。
逆に地べたを這うように伸びていると、風を受けにくいので咲きにくくなるようです。
地べたを這っているものを絡ませて登らせるとよく咲くようになったりします。
葉の数や日照条件ではなく、風を受けやすいようにして上げるのが花を咲かせるコツです。
なるほどー。植物それぞれに子孫を残すための「戦略」があるというわけです。
テイカカズラの「戦略」について、先の質問をいただいた先にお伝えすると「植物って面白いですね!」と喜んでくださいました。
矢澤さんから更に補足の説明がありました。それによると
テイカカズラが鞘を割って種子を飛ばすのは12月に入ってからです
これは私の推理ですが(多分間違いないです)、12月になると下草がほとんど枯れるので、
この時期に種子を飛ばすと地面にたどり着く確率が高くなるからだと思います。
秋、まだ下草が枯れていない時だと地面にたどり着けず乾燥して発芽しにくくなる心配があるから、
冬の時期を選んで種子を散布しているのだと思います。
「5×緑の学校」番外編 は定員に達しました
2016-02-08 (Mon)
昨年は6月から10月まで「5×緑の学校」の第1弾の企画として「田瀬理夫のランドスケープ Design details & Theory」全5回を開きました。
たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
5回を通して聞き手を務めてくださった西村佳哲さんから、「田瀬さんの講座の番外編をしましょう!」という素敵なご提案をいただきました。
「番外編」のテーマは「デザインという行為の前のお話」。
仕事の背景にはその人が「日々どのように暮らし、食べ、周囲の物事を見たり感じているか、小さなことの積み重ねがある」と言う西村さんが聞き手になって、田瀬さんにお話をしていただきます。
【田瀬理夫さんと、デザインの前の話 全1回】
話し手:田瀬理夫(造園家、プランタゴ代表)
聞き手:西村佳哲(『ひとの居場所をつくる』著者、リビングワールド代表)
■日時 : 2月13日(土) 15時~18時
※18時から お菓子持ち寄りのお茶会を開きます。
■場所 : 新宿区市ヶ谷仲之町2-10 合羽坂テラス#2
■参加費 : 3500円
■お申し込みと詳しい内容はこちらからどうぞ
http://peatix.com/event/142220
※「5×緑の学校」は第2弾の企画を準備中です。
第1回は4月9日。ゲストスピーカーにstudio on siteの長谷川浩己さんをお迎えします。
恵比寿映像祭 テーマは「動いている庭」
2016-02-05 (Fri)
第8回恵比寿映像祭「動いている庭」が2月11日から恵比寿ガーデンプレイス周辺施設で開かれます。
フランスの庭師で「動いている庭」の著者、ジル・クレマン氏のドキュメンタリーも上映されます。
http://www.yebizo.com/common/pressrelease/pdf/151021_Yebizo_press.pdf
あの「ルヴァン」のパンがやってきます!
2016-02-02 (Tue)
2月13日に「5×緑の学校」番外編 「田瀬理夫さんと、デザインの前の話 全1回」(聞き手 西村佳哲さん) が開かれます。
田瀬さんの講座の前に、あの天然酵母のパンの「ルヴァン」の甲田幹夫さんの公開インタビューが行われることになりました。
ルヴァンのパンのランチも楽しめます!
田瀬さんのインタビューを元にした「ひとの居場所をつくる」の著者である西村さんは、10年前に「自分の仕事をつくる」(ちくま文庫)を上梓されています。
甲田さんは、その本の中に登場なさっています。
西村さんは甲田さんのことをこんな風に紹介しています。
少し長くなりますが、引用させていただきます。
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彼らが焼いたパンには、他では得られない満足感がある。口
にすると、自分がなにかによって満たされた気持ちになる。
ミヒャエル・エンデは、仕事に対する愛はないが頭はいい、
そんな人々がつくり出す社会を「機能は完ぺきだけど、本質をま
ったく欠いた世界」という言葉で表現した。このパン屋にはそ
の逆のたぐいの仕事があるように思う。彼らのつくるパンはと
ても人間的で、エンデが語ろうとしている「本質的なもの」が、
みっしりと詰まっている気がしてならない。「ほらこれです」
と取り出して見せることは出来ないのだが、あのパンには、い
ったい何が入っているのだろう。それはどんな働き方の中で込
められているのか。
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ランドスケープとパンづくり。職種は違っても、田瀬さんと甲田さんの間で響き合うところが多いのでは、と思います。
「ルヴァン」は、東京の富ヶ谷と長野の上田にお店がありますが、5×緑の周りにもファンがたくさんいます。そんなパンを味わえる貴重な機会。ぜひ!
▪️日時 2月13日(土)
11:00 ~ 14:00
▪️新宿区市谷仲ノ町2-10 合羽坂テラス#2
▪️参加費 パンの軽食付き 4000円
▪️詳しい内容とお申し込みはこちら
http://peatix.com/event/143967
▪️「田瀬理夫さんと、デザインの前の話 全1回」
詳しい情報とお申し込みはこちらから。
http://peatix.com/event/142220
蕗の薹(ふきのとう)顔出す
2016-02-01 (Mon)
オフィスの里山ユニットに、蕗の薹が顔をのぞかせました。
立春の声が聞こえるこの時期になると思い出す歌があります。
花をのみ待つらむ人に山里の雪間の草の春をみせばや
雪間の草には、きっと蕗の薹もあったことでしょう。
雪の下から青々とした蕾を覗かせるこの草に、昔の人は生命力の寿ぎを見たのではないでしょうか。
「春」とは、生命が「張る」という意味だと聞いたことがあります。
草木や鳥や虫たちが生命を躍動はじめる春。
蕗の薹は、そんな春の先触れです。
早めに摘んで、天ぷらにしたり、蕗味噌にしたり。
「5×緑の学校」番外編 【田瀬理夫さんと、デザインの前の話 全1回】
2016-02-01 (Mon)
※ご案内していました以下のイベントは残席1となりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年は6月から10月まで「5×緑の学校」の第1弾の企画として「田瀬理夫のランドスケープ Design details &
Theory」全5回を開きました。
たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
5回を通して聞き手を務めてくださった西村佳哲さんから、「田瀬さんの講座の番外編をしましょう!」という素敵なご提案をいただきました。
「番外編」のテーマは「デザインという行為の前のお話」。
仕事の背景にはその人が「日々どのように暮らし、食べ、周囲の物事を見たり感じているか、小さなことの積み重ねがある」と言う西村さんが聞き手になって、田瀬さんにお話をしていただきます。
【田瀬理夫さんと、デザインの前の話 全1回】
話し手:田瀬理夫(造園家、プランタゴ代表)
聞き手:西村佳哲(『ひとの居場所をつくる』著者、リビングワールド代表)
■日時 : 2月13日(土)
15時~18時
※18時から お菓子持ち寄りのお茶会を開きます。
■場所 : 新宿区市ヶ谷仲之町2-10 合羽坂テラス#2
■参加費 : 3500円
■お申し込みと詳しい内容はこちらからどうぞ
http://peatix.com/event/142220
※「5×緑の学校」は第2弾の企画を準備中です。
第1回は4月9日。ゲストスピーカーにstudio on siteの長谷川浩己さんをお迎えします。