5×緑ニュース

2014年

5×緑季節のごあいさつ

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南池袋2丁目再開発事業の一環として新しく建設中の豊島区庁舎に並ぶ里山ユニット(グリーンフェンス)の設置がはじまりました。

区役所の各フロアには広々としたデッキがあって、緑と流れが設えられ、子供たちの環境学習の場として計画されています。

その端部には手すりを兼ねた背面フェンス付きの里山ユニットが並びます。

これらの里山ユニットの植物は、かつて荒川流域に自生していた植物だけを選定し、植えられています。

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事前育成管理の様子 (8月撮影)
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区役所の上のタワーマンションの一角に設置したグリーンファニチャー
(施工中)
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10月に移転したシェアオフィスのテラスを5×緑のユニットを使ってガーデンにしました。
(設計/PLAMTAGO)

関東の里山の植物が100種類以上植えられています。

冬枯れの景色から新緑へ。来年の春が楽しみです。

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クリ スダジイ アカガシ クヌギ アラカシ シラカシ コナラ エノキ ヤブニッケイ ヤマザクラ
イタヤカエデにイロハモミジ ツワブキ ヤブツバキ コアジサイ・・・
日本の植生の豊かさをあらためて感じます。

植物は、設計の田瀬さんがピックアップした計270種の中から、ベースになる樹種27種、フィーチャー種122種、地被6種を選定し、この中から入手できたものを植えています。
ベースは27、フィーチャー65、地被6種類にアゼターフの地被類数十種が加わっています。

植栽はベース種はブナ科から、フィーチャー種はイチイ科から、作為を廃し、リストに従って順番に植えられています。

奥にはグラスダイヤモンドメッシュのフェンスを設えて。
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里山ユニットの後ろに見える植え枡は、このマンションに元からあった植栽帯。
排水性が悪く固まった土を掘り出して、ふるいにかけて、ふわふわの土に。
通気と排水を改善する措置を施して、里山の植物を植えました。
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最後に60センチキューブを運び込んでガーデンが完成
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私たちが参加したシェアオフィスは、合羽坂にある、1960年代に建てられたとても古いマンションです。
大変丁寧につくられていて、エイジングの味わいがあり、空間もゆったりしています。

1階には30畳のリビングに面して広いテラスがあり、桜の老木が枝を広げています。
立派な前庭があり、往時の集合住宅のゆとりのようなものを感じます。

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よくあるシェアオフィスと合羽坂が違うのは、どこかの会社がシェアオフィスを経営していて、そこに入居する、というのではないところです。

幹事会社はいらっしゃいますが、空間づくりも、ルールづくりも一から話し合って決めています。

テラスに面した30畳のリビングは、みんなの共有スペースとして開放されています。
ここで、ミーティングをしたり、お昼をしたり、時にはデスクを離れて気分を変えて仕事をしたり。

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リノベーションプランはシェアオフィス仲間である建築家の安宅研太郎さん、家具は同じくシェアオフィスメンバーのモノクラフト (は蔵前ですけど) の清水徹さん。

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スタイリングはセキユリヲさんがボランティアで手がけてくださっています。

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そして、1階のテラスは田瀬理夫さん設計で、5×緑システムのテラスガーデンになる予定です。

シェアオフイスに集う仲間が、それぞれ技術や知恵やネットワークをもちよって、居心地のいい「働く場所」を作り上げる。。。。。合羽坂のシェアオフィスは、いいかんじにスタートしています!

お菓子づくりが趣味のセキさんが、お暇なときにきてくださって共有スペースで開くカフエも楽しみ!
今日はマフィン。
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名刺刺完成。

セキユリヲさんの事務所、eaにデザインしていただきました。
(eaもシェアオフィス仲間です。シェアオフィス内で何でも揃う!?)

街に季節を届けたい!、そんな5×緑のテーマに合わせて、4つの季節を表現した名刺になっています。

春夏秋冬。四枚揃うと四季に。

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10月24日(金)~26日(日)開催の紀の国トレイナートという駅舎アートイベントの一環として

愛植物設計の山本紀久会長とご一緒にバイオネスト制作のワークショップに参加してまいりました。

このワークショップは「石とみどり株式会社橘」さんが

どり事業として各地にて植樹活動や里山保全活動などを行っていて

保全活動を通じて紀の国トレイナートを盛り上げようと

社長の橘さんによりワークショップが企画開催されました。

ワークショップは親子連れなど、関係者含め20名で行いました。



バイオネスト制作前後の写真です。

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剪定後に出たは通常は処分場で廃棄されますが、
廃棄するためには集積、搬出や処分する手間と費用がかかります。

バイオネストはその手間を少なくし、費用をかけません。
さらにはバイオネストに使用した、葉や草は時間経過により堆肥となる機能性もあり
芸術的美観もあるため風景に溶け込むことが出来ます。

今回制作に使用した材は元々橘さん達の樹木管理などで出た剪定枝です。
バイオネスト完成後は
時間経過によって堆肥となった落ち葉などは隣にある花壇で使用することが出来ます。
また、駅の除草や剪定枝もゴミにならずその場で処理することが出来ます。



今回使用したイヌビワなどの剪定枝

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下準備をしておきます。

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今回のワークショップの目的、バイオネストについて説明をしてから
いざ製作開始!

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まず、山本さんによる製作の仕方について説明がありました。

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説明を受けて作業をしていきます。4グループに分かれ綺麗さを競う為
他のグループの仕上がり具合も気にしながら大人も子供もみんな夢中で作業作業!

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山本さんからアドバイスを受け、よりきれいなものになっていきました。

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紀伊田辺駅の駅長さんを筆頭に従業員の方も駆けつけて参加してくださいました。

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中央に入れる堆肥となる葉などを最後は踏みつけて小さくします。
ジャンプジャンプ!

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1個につき3~4人で作成しまして約2時間ほどで完成!どれもきれいです!

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5×緑がスタートして11年。
慣れ親しんだ恵比寿から曙橋の合羽坂へ! オフィスを移転しました。
10月1日。新オフィスのスタートです。

古いマンションの2フロアをリノベーションしてシェアオフィスにする計画に参加しました。
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故あって机が先に運び出されてしまい、しばらく段ボールを机代わりにお仕事。野戦場状態!?
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シェアオフィスのメンバーでもあるモノクラフトの清水徹さんと、やはりメンバーで全体のリノベーションプランを手がけた建築家の安宅研太郎さんに相談して、机や棚を作ってもらいました。

仕上げのオスモ塗りは自分たちで。
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椅子は中古のイーロ・サーリネン72チェア。貼り地はそれぞれ好きな色を選びました。
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ドングリ交流会6

11月8日(土)に馬頭の"よろこびの森"でドングリ交流会が開催されます。

6回目を迎える今回は、厄介者になっている竹を使って遊び倒そう!という企画です。
クリスマスバージョンのどんぐりキューブもつくりますよ。

秋の一日を馬頭の里山で、のんびり過ごしてみませんか。
もちろんおばあちゃんお手製のお昼ごはんとおやつもありますよ~♪ 

日 時 : 平成26年11月8日(土) 午前10時00分~午後3時頃

場 所 : よろこびの森(栃木県那珂川郡那珂川町小砂3691 岡倉様隣接)
       雨天時:小砂コミュニティセンター
             (栃木県那須郡那珂川町小砂835 那珂川町立北保育所隣)

参加費 : 小学生以上1人500円(昼食代、保険料込)

主 催 : 那珂川町林業振興会

お申し込みは10月31日までにこちらへご連絡ください。
rinnsinn214@yahoo.co.jp  090-2330-2167(佐藤携帯)
※会場案内等のご質問もこちらへどうぞ。

詳しくはチラシをご覧ください。
ドングリ交流会6_2014案内チラシ.pdf


5×緑は、10月1日よりオフィスを移転いたします。

新しい住所は

東京都新宿区市谷仲之町2-10 合羽坂テラス #4

TEL 03-5362-3399   FAX 03-3226-2572

となります。

これに伴い、9月29日、30日の両日は電話、メールとも不通になります。
ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


わたしたちは、1960年代に建てられたとても古いマンションの1階と2階をリノベーションし、シェアオフィスにする計画に参加しました。
1階には、ゆったりとしたテラスがあり、ここは5×緑のシステムで共有のテラスガーデンとして生まれ変わる予定です。
お近くにお越しの際は、ガーデンを眺めにぜひお立ち寄りください。







毎年続けている味の素スタジアム・西競技場「みどりの広場」の秋の選択除草が、9月27日(土)に開かれます。(主宰プランタゴ   / オフ キャンパス)

「みどりの広場」には、今では稀少な武蔵野の野の花がたくさん植えられており、それらを残しながら外来種だけを「選択的に」除草します。

いつものように講師は植物調査の専門家、荒井浩司さんです。

ちょうどワレモコウやオミナエシ、ナデシコやミソハギが楽しめる時期。

草花に囲まれ、仲間や家族と日がな一日「草取り」に向き合うのもなかなか良いものです。

詳しくはこちらをご覧ください。
OFF CAMPUS 30回20140927.pdf

参加ご希望の方は5×緑サイトのお問い合わせから「選択除草参加希望」として、
以下をご記載の上、メールでお知らせください。
・お名前
・所属
・メールアドレス

昨年の秋の選択除草の様子

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晩春から梅雨にかけて、つる植物が力強くつるを伸ばします。

5×緑でよく使うテイカカズラも開花の季節。

これまでに手がけた事例を経年変化を含めてご紹介します。


■港区みなと保健所  2011年  中村勉総合計画事務所

腰高の緑化基盤の上にグラスダイヤモンドメッシュフェンスを組み合わせた壁面緑化。
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竣工当時 2011年 の様子。
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■新赤坂センター  2013年  日建設計

2年目を迎え全面に緑が被覆した。
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施工中 2012年 の様子。
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■味の素スタジアム 西競技場  2012年  日本設計

金網を使った緑化擁壁。
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竣工1年目 2012年 の様子。
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トラック際の緑化擁壁。
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竣工1年目 2012年 の様子。
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3年目を迎え、エントランスのテイカカズラも順調に壁を覆い始めた。
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建物内側から。
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■三井住友海上駿河台ビル  2011年  日建設計

庇上の緑化。垂直ではなく、水平緑化の事例。
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下から緑を見上げる。
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■港南子ども中高生プラザ  2012年  日本設計

下に緑化ユニットを設置しワイヤーでツル植物を伸ばした事例。
2年目を迎えツルの伸びが目立ち始めた。
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■田端2丁目 共同住宅  2013年  デザイン・エヌ  オンサイト計画設計事務所

階段周りをユニット方式で緑化しました。取り付けた金網パネルにツルが巻き付きはじめています。
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五月晴れに恵まれた24日、「武蔵野の森」の味の素スタジアム西競技場 「みどりの広場」で、選択除草のプログラムが行われました。
(プランタゴ OFF CAMPUS PROGRAM )

今回も植物調査の専門家の荒井浩司さんをゲストインストラクターに迎え、取り除くべき外来種と守るべき在来種について、その区分や見分け方を教わりました。

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西競技場には、多種多様な日本の植物(在来種)が植えられています。管理には、周辺から侵略してくる外来種を見分けて、除草することが大切になります。

プログラムに参加して、1日草取りに勤しむわけですが、桜の大木の緑陰に守られ、薫風の吹き抜ける中、無心に作業するのは結構楽しいものです。

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この選択除草活動も今回で5回目。
在来種の数や種類は増え、外来種の種類は減っているなど、効果を体感できるのも貴重です。

例えば今回は、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、アレチヌスビトハギ、アメリカフウロ、セイタカアワダチソウ、ニワゼキショウ、オニノゲシ、ハルジオン、ヤブガラシ、オランダミミナグサ、などが除草の対象。
フィールドの中の"見本"に付箋が付けられいて、それをじっくり観察して、草地の中の除草対象を探します。

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荒井さんに教わっても、なかなか全部の種類を覚えることはできず、大抵は「これ!」と決めた1~2種類を集中的に"退治"します。

そうやって、直接目で見て、手で触れながら植物を覚えて行くことも、なかなかない機会です。
段々見分け方のコツも覚えてはいきますが、難易度の高いものもあって、例えば・・・・・

・オッタテカタバミとカタバミ
 オッタテカタバミは、その名の通り茎が少し立っていて、細い毛が生えています。

・アメリカフウロとゲンノショウコ
 アメリカフウロの方が葉が小さい。

・セイヨウタンポポと日本タンポポ
 花弁の下のガクのような部分(実際には総苞片)が外向きに沿っているのがセイヨウ、  
 内向きに閉じていれば、日本タンポポ。

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-------などの違いも少しずつですが、気づくようになったりして、嬉しいのです。とはいえ、実際に野山で出逢ったときには、まだまだ見分ける自信はありませんが。。。..

季節は丁度、テイカカズラやウツギやアヤメが満開で、花を楽しんだり、草地に座ってお弁当をたべたり、気持ちのいい1日を過ごすことが出来ました。

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いきもの観察会PART2

6月21日(土)に馬頭の"よろこびの森"でいきもの観察会が開催されます。

よろこびの森の植物と水辺の生き物の両方を観察します。

植物の先生に那須烏山市職員の小峰洋一さん、水辺の生き物の先生になかがわ水遊園副園長の
塩山房男さんをお招きします。
現地をまわりながらいろいろお話を聞いて・・・身近な植物や生き物にふれるチャンスです!

もちろんおばあちゃんお手製のお昼ごはんとおやつもありますよ~♪ 


日 時 : 平成26年6月15日(土) 午前10時30分~午後3時頃 (受付:10時)

場 所 : よろこびの森(栃木県那珂川郡那珂川町小砂3691 岡倉様隣接)

主 催 : 那珂川町林業振興会

協 賛 : NPO法人馬頭里山本舗


お申し込みは6月13日までにこちらへ。
rinnsinn214@yahoo.co.jp 

詳しくはチラシをご覧ください。
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新緑レポート

柔らかな緑が5月のキラキラとした光に映える季節。
緑はこれから、一気にその深味を増していきます。

これまでに施工した、いくつかのプロジェクトの新緑の季節の表情をレポートしました。

■新赤坂センター

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 2013年竣工 設計:日建設計


■目黒集合住宅

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 2005年竣工 設計:ネットワークオニオン


■神明いきいきプラザ

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 2012年竣工 設計:日本設計

■港区みなと保健所

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2011年竣工 設計:中村勉総合計画事務所


■山種美術館

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2009年竣工 設計:日本設計






冬の里山体験PART5

1月25日(土)に馬頭の"よろこびの森"で冬の里山体験イベントが開催されます。

ヒロクラフトさんとのコラボイベントで、カッターナイフだけで、木片から自分のお箸を作ります!

おやつは、おばちゃんがハワイ風パンケーキに挑戦です~♪ お楽しみに!


日 時 : 平成26年1月25日(土) 午前10時~

場 所 : よろこびの森(栃木県那珂川郡那珂川町小砂3691 岡倉様隣接)


主 催 : 那珂川町林業振興会    会長 小室和雄

協 賛 : NPO法人馬頭里山本舗   代表 藤田 清


お申し込みは1月22日までにこちらへ。
rinnsinn214@yahoo.co.jp 

詳しくはチラシをご覧ください。

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トトロの緑

これは、ある対談の中の宮崎駿さんの言葉です。
「ひとの居場所をつくる」の著者、西村佳哲さんに教えていただきました。

宮崎駿 もしジブリの経営がいよいよ危うくなったら『トトロ2』を作ると言って、お金を集めようと       (笑)。
     でも、これはもう出来ません。
     まず、トトロの緑を描いてくれたスタッフたちが、僕同様にだんだん歳をとっていること。
     そして、日本の緑の色がすっかり変ってしまったからです。
     『トトロ』は、東京近郊の田舎とその植物を描くという、たぶん初めての試みでした。
     そのときはまだ、都市近郊でも日本の在来種がいっぱい生えていたんですよ。
     今ではほとんど帰化植物です。
     土地をちょっと引っかいた所、宅地開発や畑はもうダメ、除草剤を撒いた所も、すぐに帰      化植物が入り込んできます。
     だから草むらがあっても、スイッチョンともガチャガチャとも聞こえてこない。
     在来種が生えていないので、ウマオイもクツワムシもいなくなってしまった。
     コオロギは鳴いてますけど。

     東京近郊で、在来種が豊かに残っているのは、たぶん皇居と、那須の御用邸のそばの      野っぱぐらいではないでしょうか。

     でも、緑も回復させることは出来るんです。

                                          文藝春秋2013年8月号より

ちょうど昨年末にかけて、東京の荒川水系の植生を調べていた時期でもあり、宮崎さんの言葉がとりわけ心に留まりました。

荒川水系の自然については、「荒川の総合調査」という埼玉県が実施した調査報告書があり、荒川流域の植物についてもつぶさに調査が行われています。

調査が実施されたのは、昭和58年から62年。

「寄居から下流のいわゆる河原が拡がる地域では、帰化植物が圧倒的に多い」「近年、オオブタクサが猛烈な勢いで繁殖している」
などの記述が見られますが、それでも記録されている植物の多くは在来のものであり、サクラソウの自生地(※)も5箇所が確認されています。

「となりのトトロ」が公開されたのは昭和63年。
ちょうど「荒川の総合調査」が行われていた時期に、製作されていたことになります。

こうしてみると、昭和60年頃を境として、日本の都市近郊の植生が大きく変わっていったのかもしれない、と思います。
「荒川の総合調査」は、まさにギリギリのタイミングで行われたことになります。

「でも、緑は回復させることは出来るんです」------「トトロ」の緑を東京が取り戻す日が来ますように。


※サクラソウ......荒川の原野の象徴的な風景であったサクラソウは、時代とともに急激に姿を消し、「田島ヶ原サクラソウ自生地」は特別天然記念物に指定されている。
「荒川の総合調査」では、1978年に25箇所確認されていた自生地が5箇所に改訂されている。

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