福岡を訪れる機会を得て、アクロス福岡に立ち寄った。
20年近い歳月を経て、その姿は福岡の市街地天神にそびえる山、まさに「天神岳」の趣きである。
樹木の種類はすでに200種に上るといわれるが、色とりどりに紅葉した木々が街に秋の深まりを告げていた。
8mまで成長したコナラの大木
アクロス福岡の紅葉は、そのまま天神公園の紅葉につながっている。
さながら山の裳裾ののような光景。
落ち葉は捨てることなく通路に掃きこまれ、人工地盤は薄層の有機分で覆われていく。
メンテナンスの通路もまた山野辺の道のようである。
一人の担当者が20年近く変わらずアクロスの手入れを続けてきた。
設計者もまた管理作業に携わる。
アクロスでは今でも常緑樹から落葉樹への植え替えなど、延々と設計と管理との共同作 業が続けられている。
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