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2012年6月の記事

在来種の選択除草

2012-06-27 (Wed)

武蔵野の森総合スポーツ施設・西競技場(東京都調布市飛田給)のトラックは、「緑化構造体」ともいうべき、緑の壁(土塁)にぐるりと取り囲まれています。

春の芽吹きの時期を迎え、花の咲いた土塁は、竣工時から一段、緑が厚みを増しました。

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この競技場の西側は、一般の市民が自由に入れる「みどりの広場」になっています。

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ノシバの植えられた広場の中には、今や稀少となった、日本に昔からある在来の草花が
混植されています。

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除草はこの在来種の草花を残し、外来種を取り除く「選択除草」が必要となります。

6月28日、この競技場のランドスケープを担当した(株)プランタゴのセミナーに大学生らが
参加し、「みどりの広場」にある植物の種類を確認しながらの除草作業が行われました。

武蔵野の森の西競技場は、都市の施設の中に、どのようにして地域の植物を保全し、

生かすかを学べる格好の事例でもあります。

参加した人たちは、そうした草花の豊かさと共に、その存続の危うさも同時に感じながら、
作業を行いました。



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まずは除草する植物の確認 

 

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左:選択除草前 → 右:選択除草後

 

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17s.jpgのサムネール画像  18s.jpgのサムネール画像 
残した植物たち(左からウツボグサ、カワラナデシコ、ミソハギ)


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除草した草で作ったバイオネスト

「ランドスケープという仕事」 遠野セミナー

2012-06-26 (Tue)

4月にラ・ケヤキで開催された、ランドスケープの設計家 田瀬理夫さんと、働き方研究家 西村佳哲さんとのコラボレーション・セミナー「ランドスケープという仕事」の番外編として、岩手県遠野市にある「クイーンズメドウ・カントリーハウス(QMCH)」にて5月18日から2泊3日の遠野セミナーが行われました。

QMCHは、田瀬さんがプランニングから運営まで深くかかわっているプロジェクトです。
遠野は古くから、母屋と馬屋が一体となった"曲がり家"で人と馬が同じ屋根の下に暮らしてきた馬文化の色濃く残る地域。QMCHは、現代の馬付住宅の実験モデルとして、馬6頭とともに暮らしながら、自然と人との在り方、有機循環型農業、限界集落の問題、地域文化・地域振興、震災の復興支援など、様々な問題に対し、問いかけ実証実験をする場となっています。

今回は、このQMCHに滞在し、QMCHを拠点に計画されている様々なプロジェクトについて、田瀬さん自らご紹介いただき、一緒にフィールドを見て回ったりと、遠野での時間を過ごしました。


遠野での3日間の様子はこちら( 120518_20遠野セミナーレポートs.pdf)  


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