2011年7月の記事
「まちかど里山計画」スタート!
2011-07-26 (Tue)
東京のシンボルとも言える東京タワーに、5×緑の里山ユニットによる「たばこ×みどり」のちょっとステキな憩いの時間が生まれています。
このスペース、たばこを吸う人も吸わない人もともに心地のいい緑の空間で楽しんでもらおうというのが目的で、今回は、エントランスそばの階段下、自販機前、喫茶店前の3か所が同時オープン。
それぞれの環境に合わせ、ベンチユニットを含む大小里山ユニットを組み合わせた3つのまちかど里山風景が楽しめます。
それから、もう一か所は、大崎駅新西口の「ソニーシティ大崎」前に新しくできたスターバックス。
ここは購入前の本や雑誌をコーヒー片手に楽しめるブックカフェスタイルです。
ここのテラスにも里山ユニットが6基登場しました。
開放的な空間で本を読みながら、ふっと目をやれば、やさしい里山の緑が風に揺れています。
本もコーヒーも緑も楽しめるよくばりなカフェとして、早くも都心で働くワーカーたちの人気を集めています。
ちなみにこちらの「ソニーシティ大崎」は、ビル壁面に「気化冷却外装"バイオスキン"」という
水が気化する際に周囲の熱を奪う性質を利用して外部の空気を冷却するシステムを備えているビル。
ビル内部の空調負荷を軽減するとともに、都心のヒートアイランド現象に対して建物自体が効果を発揮する世界初の試みとのこと。
(出典:ソニー㈱ニースリリース) こちらも注目です。
家の足下を飾る庭 石詰め+在来の緑
2011-07-11 (Mon)
終の棲家として瀟洒な輸入住宅を新築されたNご一家。
「生き物がたくさんやってきて、通りを通る人に緑陰をつくるような庭にしたい」という奥様の願いもあって、プランづくりから楽しく作業が始まりました。
ありがたいことに「在来の植物で季節感のある暮らしを、そして街の生態系の再生を」という5×緑のものづくりの気持ちと響き合える現場となったのでした。
お庭の中心は、通りに面してつくられた南面から西面へと続く緑。金網に石詰めし、地際にツル植物を植えてつくった植栽帯に、イヌシデやハウチカエデを主木に様々な在来の植物を植え込みました。全体でおよそ50種類の植物が使われています。
施工前
施工後
施工から約2週間
このお宅はセットバックが義務づけられていましたが、その場所に芝生を貼り、排水を改善するための砕石を敷きました。
こうすることで、「街の人のための緑」という御施主様の思いがより一層明確になったと思います。
玄関脇の設え。
ちょっとした緑のコーナーをつくることで玄関の表情も豊かになります。
シラカシ、シロダモ、アオダモ、ユスラウメ、ムラサキシキブ、クチナシ、サンショウ、ヤマブキ。。。。。たくさんの草木に誘われて施工の途中からチョウチョやハチがやってきました。
もし、虫がつくようなことがあっても「1匹くらい残しておいて飼ってみては」などとお話ししてみました。
それも「たくさんの生き物を大切にしたい」とおっしゃっていただいていたからこそですが。
だって、あおむしも見方によっては結構可愛いのです。
うちのオフィスの中庭にいついたアオムシ君のあだ名は「緑のカバ」です。
https://www.5baimidori.com/blog/201107-post-70.html
閑話休題。
植木を植え終わったところで、みんなで樹名札つけ。
お隣の子どもたちも手伝って、ひとつひとつ木の名前を呼びながら札をつけていきます。
Nご夫妻の人柄そのままの和やかで温かいお庭ができたと思います。