5×緑ニュース

オオタカのヒナに出逢う

オオタカのヒナに出逢えた。

6月11日、5月に続いてオオタカ保護基金の活動フィールドを巡った。
途中、オオタカの営巣地をご案内いただいたのである。

オオタカの棲む自然環境の研究と保護に長年取り組まれてきたオオタカ保護基金と、里山の保全と都市緑化をリンクさせた5×緑とで連携することを目的に、市貝、真岡に続いて那須を訪れた時のことである。

午前中は、オオタカ保護基金主催の観察会に参加させていただいた。
オオタカ保護基金が所有するトラスト地と周辺の国有林をまわった。

ヤマガラ キビタキ サンコウチョウ センダイムシクイ・・・と鳥の聞きなしをしながら森を巡る。
途中、サンコウチョウの尾の長い独特の鳥影を見たような。。。
どの野鳥もそうだが、サンコウチョウのような夏鳥も最近めっきり数が減ったという。


一雨毎に緑が深くなる季節。
森の匂いが心地いい。
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高木のアカマツの下に亜高木の広葉樹の広がる森。
オオタカはこの間の空間を飛ぶそうで、伐採を免れた那須のアカマツの森は、オオタカにとって格好の生活環境となっているのだそうだ。
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しかしながら、那須の平地部では多くのアカマツがマツクイムシの被害に遇い、枯れている。
このため、オオタカ保護基金の遠藤さんたちは、次の世代のオオタカの営巣環境をつくるために、松林づくりに取り組んでいる。

色々やってみて、天然更新が一番いい、とか。

雑草の中から、ようやく頭を出したマツの実生苗。
(わかりにくいですが、雑草の海の中にちょっとだけ頭を出しているのがソレです)
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4〜5年成長した苗。
母樹を残し、種から苗が育つのを気長に待つ。
ここまでくれば大丈夫。
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最初はこんなにかよわい苗。
「こんなんで、本当に周りの雑草に勝てるのか、と心配した」と遠藤さん。
でも、立派に育つんですね。
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オオタカのヒナたちも、まだふわふわの毛に包まれたいたいけな赤ちゃんでした。
松のようにすくすくと育って.無事巣立つことを願うばかりです。



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