5×緑ニュース
広尾のナナフシ
2010年8月23日
昨秋九段から広尾に移転した、山種美術館の植栽工事を行いました。
山種美術館は、我が国でも有数の日本画の美術館です。
そのこともあって、植栽は全て関東の在来種で構成され、一部は5×緑の里山ネットワー
ク(※)である馬頭の山から、植物が運ばれて植えられました。
植栽から1年目を迎え、点検にうかがった折りに、6階のテラスでナナフシをみつけました。
植えた草木のどこかに卵がついていて、この都心で孵化したのでしょうか。
こんな都心で出逢える虫とは思っていなかったので、見つけたときはちょっとドキドキ。
嬉しい発見でした。
しばらく居るとアオスジアゲハもひらり。
そういえば、近くに自然教育園があるせいか、施工の間も、トンボやクマバチなど
色々な虫たちをみかけました。
山種美術館には、速水御舟の「炎舞」が収蔵されています。
炎に舞う蛾を描いたこの幻想的な作品は、美術館を代表する作品として移転オープン
の際にも展示されました。
自然の風物を描くことの多い日本画には、蛍や蝶など色々な虫たちが描かれています。
秋に虫の音を聞いて「美しい」と感じる感性は、日本人独特のものだと聞いたことがあります。
大抵の外国の人たちは「うるさい」と感じる方が先に立つとか。
草木や虫や鳥たちを身近で感じて暮らしてきたわたしたち。コンクリートに囲まれて、
すっかりそんな習慣も忘れてしまいそうですが、目をこらすとそこにはちゃんと多様
な生命が息づいていることを教えられました。
※5×緑 里山ネットワーク
https://www.5baimidori.com/satoyama/index02.html
6階テラスの壁にはりついていたナナフシ
緑化フェンスにとまったトンボ
山種美術館は、我が国でも有数の日本画の美術館です。
そのこともあって、植栽は全て関東の在来種で構成され、一部は5×緑の里山ネットワー
ク(※)である馬頭の山から、植物が運ばれて植えられました。
植栽から1年目を迎え、点検にうかがった折りに、6階のテラスでナナフシをみつけました。
植えた草木のどこかに卵がついていて、この都心で孵化したのでしょうか。
こんな都心で出逢える虫とは思っていなかったので、見つけたときはちょっとドキドキ。
嬉しい発見でした。
しばらく居るとアオスジアゲハもひらり。
そういえば、近くに自然教育園があるせいか、施工の間も、トンボやクマバチなど
色々な虫たちをみかけました。
山種美術館には、速水御舟の「炎舞」が収蔵されています。
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の際にも展示されました。
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すっかりそんな習慣も忘れてしまいそうですが、目をこらすとそこにはちゃんと多様
な生命が息づいていることを教えられました。
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