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5×緑の学校2017「地域×デザインマインド」第1回

2017-04-08 (Sat)

話し手 : 田瀬理夫(ランドスケープデザイナー)

      安宅研太郎(建築家)


ここ何年か、地方・地域のプロジェクトの方が、
都市のそれより 「断然オモシロイ!」 と感じています。
仕組みや構造ができあがってしまった大きな都市の仕事より、
自由で闊達、しなやかで健やか――そんな印象を受けるのです。

第1回は、岩手県遠野市でプロジェクトに取り組む田瀬さんと安宅さんにお話を聞きます。


田瀬さんと安宅さん.jpg


田瀬さんたちが取り組む遠野のクィーンズメドウ・カントリーハウス(QMCH)は、
馬と人とが共にある暮らしを営んでいくことで、
遠野らしい美しい景観が続いていくことを願って、1999年に開拓を始めました。
広葉樹を主とする森と三本の小沢を抱える
約12haのフィールドを使って馬を飼い、
それぞれ10反ほどの田や畑で有機農業を営んでいます。



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遠野クイーンズメドウ・カントリーハウス


田瀬さんは、この場所の土地利用やランドスケープの設計に始まり、
現在は施設を運営する農業生産法人ノースの代表として、
この事業に関わり続けています。
最初は設計を依頼された訳ですが、田瀬さんにも依頼した側のクライアントにも、
図面を描いて終わり、という発想はなかったようです。
営みを生み出し、共にすることが田瀬さんの仕事で、
その中で「遠野オフキャンパス」という事業を進めるための形が生まれました。


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クイーンズメドウ・カントリーハウス 水田の風景


「遠野オフキャンパス」は、QMCHの目指すビジョンを共有しながら、
専門家や大学生、地元の高校生、地域住民、行政職員が協働して、
様々なテーマのリサーチ、プランニング、実践までを含めて取り組むプロジェクトです。
安宅さんは、「オフキャンパス」一環として、
かつて遠野で最も大きな商家のひとつであった
旧呉服屋「三田屋」の保存活用に取り組んできました。
また、昨年から重要文化財千葉家住宅及びその周辺地域に対する
プランニングをスタートさせています。


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「遠野オフキャンパス」三田屋プロジェクト


「形をつくる」だけではない2人の設計者の
設計の進め方についてお話を聞きたいと思います。


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桜咲く合羽坂テラスへ、
どうぞ皆様、お越しください。


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■5×緑の学校 2017 概要

日時:4月8日(土)14時から17時

お話は、14時から15時30分くらいまで。
その後、17時まで「放課後カフェ」を開きます。
お茶をご用意します。
よろしければ、思い思いにお好きなお菓子を少しお持ちください。

場所:東京都新宿区市谷仲之町2-10 合羽坂テラス2号室

参加費:3,000円

定員:33名

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田瀬理夫さんのプロフィール
プランタゴ代表。造園家。1949年東京都生まれ'73年千葉大学園芸学部造園学科(都市計画・造園史専攻)卒業。'73~'77(株)富士植木勤務。'77年ワークショップ・プランタゴを開設。'77~86年SUM建築研究所の一連の集合住宅計画に参加、 '90年~(株)プランタゴ代表、'08年より農業生産法人ノース代表を兼務。主な仕事:コートハウス国立、アクロス福岡、Biosの丘、地球のたまご、現代町家、味の素スタジアム西競技場、クイーンズ・メドウ・カントリーハウス馬付住宅プロジェクトなど。
※QMCHのプロジェクトについては、田瀬さんのインタビューをまとめた本「ひとの居場所をつくる」(西村佳哲氏著 筑摩書房)に詳しい。

安宅研太郎のプロフィール
建築家。1974年埼玉県生れ。1998年東京芸術大学建築科卒業、2001年同大学大学院修了後、2006年まで同大学非常勤助手。2003年にアタカケンタロウ建築計画事務所を設立し、住宅から集合住宅、研修施設、幼稚園、パブリックアートまで様々なプロジェクトを手掛ける。2007年東京建築士会住宅建築賞(タカハギハウス)、2011年、2013年日本建築学会作品選奨(シャノアール研修センター(2011年)、狭山ひかり幼稚園(2013年))受賞。2015年株式会社パトラックを設立し代表取締役に就任。2016年より農業生産法人株式会社ノース取締役を兼任。現在、芝浦工業大学、京都造形芸術大学、武蔵野大学、東京電機大学で非常勤講師を勤めるほか、2012年に岩手県遠野市で「遠野オフキャンパス」を立ち上げ、高校生や大学生、研究者、専門家とともに、遠野の様々なテーマについて、リサーチと実践的な活動を行っている。


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※大変申し訳ありませんが、お申し込み後のキャンセルは承われません。
  ご了承ください。



5×緑季節のごあいさつ

2016-12-21 (Wed)

2017_5×緑_グリーンティングカード.jpg

冬季休業のお知らせ

2016-12-09 (Fri)

5×緑は2016年12月23日(金)~2017年1月9日(月)まで冬季休業となります。

期間中にいただいたお問合わせやご注文につきましては、1月10日以降、
順次対応させていただきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

5×緑 スタッフ一同

[5×緑 スタッフ募集] 一緒に都市(まち)の緑をつくってくれる方を募集します。※スタッフの募集は締め切りました。

2016-12-06 (Tue)


緑(ゴバイミドリ)は、里山と連携して在来の植物で都市に緑を増やす仕事をしています。

 

都市に緑を増やすには何が必要でしょう。

 

植物を育てること  設計すること  施工すること メンテナンスすること。

 緑はその全ての過程に関わります。

 

とはいえ、その全部を自分たちの手で行うわけではありません。

植物を育てる人、緑の緑化ユニットをつくる人、植栽基盤をつくるための金網や土をつくる人、工事をする人、植物の手入れをする人。

私たちの後ろにはたくさんのプロがいて、チームとして緑をつくる仕事に取り組んでくれています。

 私たち自身の仕事の多くは、建築やランドスケープの設計者が描く新しい都市(まち)の緑を実現するために技術的なサポートをしたり、図面作成をしたり、見積もりをしたり、工事の準備をしたり、メンテナンスの手配をしたり。

例えば積算担当という部署はありません。一人の人が、設計からそれが実現するまで、なるべくプロジェクトの最初から最後まで、プロジェクトを通して関わります。

日々の仕事は地味で根気のいるものです。

 

大きな建設現場の施工に携わることもあります。

大勢いるプレイヤーを調整します。時間にも追われます。責任も伴いますし、時に理不尽に思えることにも対応していかねばなりません。

 

でも、その先に緑に溢れた風景ができる、喜ぶ人がいる、「その先の風景」を観ることができる人が、こうした日々の仕事の中に意味を見いだせる人なのだろうと思います。

 

設計もしますし、新しいプロダクトの開発もします。

緑についてみんなで考えるセミナーやワークショップの企画や運営、連携している里山の人たちへの支援、環境ビジネスとしての新しい取り組み、みんな大切な仕事です。

 

遠野の Queens Meadow Country House にワークベースも設けました。

※10月の滞在の様子

http://www.5baimidori.com/news/201610-post-135.html


都市(まち)だけでなく地域と連携することもこれからの私たちの課題です。

とても小さな会社ですが、緑を増やす------その現場にトータルに関わること、新しい可能性を一緒に見つけること、そんなことはできる気がしています。

 

私たちと一緒に仕事をしてくださる方を募集します。

※ご興味のある方は以下までご連絡ください。

   mail@5baimidori.com


 

 

 

 

個人邸は工夫しだい!

2016-11-16 (Wed)

個人邸の玄関廻りのご紹介です。

12cm幅のブロック積み。

個人のお宅ではよく見られます。

そのブロックの上に、15cm幅のスリムタイプのユニットを
設置してくださいました。


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植えた樹木は、
お宅の立地にあわせて、沿岸に見られる樹木を植えました。

ユニットの背面にはパネルをつけて、
そこに、つる性のテイカカズラを這わせて、
将来は緑いっぱいの玄関周りに・・・。

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工夫しだいで、緑のある暮らしができますね。
成長するのが楽しみです!
ありがとうございました。



街の木を活かす

2016-11-15 (Tue)

街で伐採される木を使って、家具や生活道具などをつくり、街に戻すーそんな取り組みをしている人たちがいます。
「マチモノ~街の木を活かすものづくりの会」。
http://machimono.web.fc2.com/


街では私たちが思う以上に多くの木が伐られゴミになっています。
そんな木を引き取りに行き、製材し、ものをつくる-----製材として商品化され、安定的に供給される材を使うわけではありませんから、苦労も多い。使える部分がほとんどなかったり、狂いが多かったり、それでも街の木を活かすことにこだわっています。

これまでに扱った木は100種類を超えたそうです。
普通は家具にしない種類も多く、試行錯誤の繰り返しであったろうことは容易に想像がつきます。

そんなマチモノに共感して「東京・私の森.jp」が「お気に入りの樹種を選んでカッティングボードを発注する呑み会」を開いてくださったので出かけました!

マチモノの代表の湧口善之さんからスライドを見ながらお話しを聞きました。

校舎の建て替えで伐採されることになったヒマラヤスギは新しい施設で使う木材になり、プラタナスは子供たちと一緒にベンチをつくったそうです。

「捨てずに活かすことを選べば新しい物語がはじまります」
「街の木を負債でなく資産に」と湧口さん。
ますますカッティングボードを選ぶのが楽しくなります。

エノキ、クルミ、ナラ、ニッケイ、ヤマザクラなど。並んだ板から好きな材を選び、デザインを想像しながらカッティングボードの製作をお願いします。
集まった人たちでワイワイ言い合い、湧口さんにも相談しながら、こんな風に木と接することもできるのか!と新鮮でした。

私が選んだのは桜新町にあったヤマザクラの板。
完成まで待つ-----これがまた格別の楽しみでもあります。

製材された街の木。好きな材を選んでカッティングボードを作ってもらいます。
写真は湧口さん。
材.JPG伐られてしまった街の木を材料にしたカッティングボード。クルミ、ナラ、ヤマザクラなど材は色々。
カッティング.JPG木の形を生かしたカッティングボード。お料理が一段と美味しく見える。
カッティングボード.JPG





冬の選択除草のお知らせ ※11月26日から12月3日に変更になりました

2016-11-14 (Mon)

味の素スタジアム・西競技場「みどりの広場」の冬の選択除草が、
12月3日(土)に開かれます。(主催プランタゴ / オフ キャンパス)
 
  造園CPD認定 プログラム
  【ID:4434】2016-11-26 
  「LANDSCAPE ARCHITECTUR OFF CAMPUS PROGRAM 創造的な植栽管理」
  【単位】5.0


「みどりの広場」には、今では稀少な武蔵野の野の花がたくさん植えられており、
それらを残しながら外来種だけを「選択的に」除草します。
今回は、前回採取した種播きもします。

講師は植物調査の専門家、荒井浩司さんです。

空気がひんやりしてきました。
紅葉も進み、落葉が舞う「みどりの広場」も見ごろです。


詳しくはこちらをご覧ください。


参加ご希望の方は5×緑サイトのお問い合わせから「選択除草参加希望」として、
以下をご記載の上、メールでお知らせください。
・お名前
・所属
・メールアドレス



秋の選択除草の様子

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ミソハギ.jpg

「5×緑の学校 2016」第4回は建築家の堀部安嗣さん 11/12

2016-11-12 (Sat)

「5×緑の学校 2016」第4回は11月12日(土)、建築家の堀部安嗣さんをお迎えしてお話をうかがいます。

堀部さんは、とりわけ住宅の設計において日本で最も著名な建築家のお一人だと思います。

私が堀部さんの設計した住宅を初めて拝見したのは20年近く前でした。
台所に、そして小さな和室に、切り取られた窓の向こうの景色がとても美しかったことを覚えています。

「5×緑の学校」の今年のテーマを「ひとが風景をつくる、ということ」に決めたとき、どなたか建築家の方のお話を聞きたいと思いました。
最初に堀部さんのお名前が浮かんだのは、あのときの窓外の風景がとても印象深かったからかもしれませんし、「どんな小さな家もかけがいのない風景」という著書(※)の一節に心を動かされていたからかもしれません。
元々学生時代はランドスケープや都市計画、地域計画を学んだという堀部さんのベースにあるものが、堀部さんの建築に現れているように思います。

※「書庫を建てる」 著者 松原隆一郎氏 堀部安嗣氏  /新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/book/335291/

 この本の共著者でもある松原さんは、よく「静謐」と評される堀部さんの建築は「極めて『動的』な構造を持っている」と語っています。
そして、そのような設計を可能にするのは堀部さんの世界の捉え方にあるのではないかといい、次のような堀部さんの文章を紹介しています。

 「人を取り巻く世界には二つの世界がある。その世界をあえて言葉に置き換えるなら『世間』と『自然』である。世間は人の感情や営みから成り立つ人間関係の世界。一方自然とは言うまでもなく人の存在以前にすでに在った世界で、世間とは比較にならないほど歴史のある広大で深遠な世界だ。この二つの世界では時間の進み方もその性質も全く異なる。(中略)建築とは本来、世間と自然の二つの世界を行き来して繋ぐものである-----。」
(「建築の居場所」『住宅建築』2009年12月号)

「5×緑の学校 2016」の第1回にお迎えしたランドスケープデザイナー、長谷川浩己さんも風景について同じような観方をされていたと思います。
私はその共通性に少し驚きました。

5×緑が町並みづくりのための材料をご提供させていただいている「里山住宅博 in 神戸」のヴァンガードハウスを堀部さんが手がけられていて、20年ぶりに「堀部建築」に出逢いました。
そんなご縁もあってこの度の講座のお願いをお受けいただいたのではないかと思っております。

里山住宅博 in 神戸
https://kobe-sumai.jp

文 5×緑 宮田生美

■5×緑学校 概要

日時 : 11月12日(土) 14時から17時
          お話しは15時半くらいまで。
          その後、いつものように放課後カフェ  を開きます。
         *お茶をご用意します。お菓子は思い思いにお好きなものを少しお持ちください。

場所 : 新宿区市谷仲之町2-10  合羽坂テラス#2

参加費 : 3000円

定員  : 35名

お申し込みはこちらから。

http://peatix.com/event/203865  


今年の「5×緑の学校」は、これが最後です。

みなさま、ぜひご参加ください!

天高く馬肥ゆる秋の遠野 アルバム

2016-10-26 (Wed)

久しぶりに5×緑のみんなで遠野のQueens Meadow Country House を訪れました。

天高く馬肥ゆる秋。

空気は澄んで美しく、荒川高原で馬たちに囲まれてランチしました。

紅葉が燃えるようで、錦秋の遠野を心から楽しみました。


馬の放牧されている荒川高原へ、ランチボックスを持って。

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馬たちに囲まれてお昼ごはん

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何食べてるのー?

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高原で馬たちと過ごす。空気は透明で静かに時間が流れていく

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QMCHで飼育するハフリンガー種

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山は錦 空も秋色

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はせがけの新米が天日に輝く ひとの営みが風景になる

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ドマリュウムの暖炉には薪が燃えて

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ベッドルームは林に囲まれ。時折り樹間に馬の姿が見える

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朝食。食事は野菜と果物をたっぷりと。

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アオゲラ ホール。冬の準備が進む

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秋の選択除草レポート 2016

2016-10-25 (Tue)

10月1日の土曜日、武蔵野の森 味の素スタジアム西競技場「緑の広場」の選択除草を行いました。(主催 プランタゴ  /オフキャンパス)


在来種を残して外来種を選択的に除草する作業も今年は4年目。
除草対象の外来種は随分姿を消し、エノコログサやメヒシバが地面を被いつつあり、イヌタデやツユクサも増えました。

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今回は除草だけでなく、種の採取も行いました。
花が枯れた後の実に思わね美しさを発見したり、花の姿を思い起こさせる形にあらためて気づいたり。
夏の名残りの花と秋の訪れを告げる実と。そんな季節の変わり目を感じながら作業に勤しみました。

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IMG_2648.JPGオトギリソウ、カワラナデシコ、キキョウ、オミナエシ、ワレモコウ、クルマバナ
果実の中の種。野の花のミックスシード。紙に包んで保存し春先に蒔きます。

チカラシバはこんなに大きな株に。

IMG_2635.JPG夏の作業の時は広場を包んでいた蝉の声はすっかり影を潜め、気づくと草むらから蟋蟀の声が
聞こえてきます。
園内を滑空する蜻蛉も見かけました。

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