恵比寿日和

春一番

東京に春一番が吹いた。

まだ2月というのに気温は20度。
暖かくて強い南の風が東京を吹き抜けたかと思うと、今日は一転、霙交じりの雨である。

齢八十を越す母は、八十年生きてきて、こんな風なおかしな天気は「絶対になかった」と言い張るのだが。。。

三寒四温。
寒くなったり、暖かくなったりしながら、少しずつ春は近づいてくるのだろう。
それにしても、今年はちょっと変化が激しすぎる気がするけれど。

「春一番」という言葉には、どこか心が沸き立つ響きがある。

春になると、草木が一斉に開いてくるが、心もそれに合わせて開いていくような心持ちがする。
実は、心だけでなく、人の身体も開くものであるらしい。
冬の間、縮こまっていた身体が次第に緩んでくるという。
梅の咲く頃に頭骨が開き、桃の咲く頃には胸が開き、桜の咲く頃、骨盤が開く、と教えられたことがある。

してみると、日本人の身体の中にも季節の変化があるということか。
草木に限らず、人の心も身体も四季と深く結びついている。
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