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5×緑ホーム恵比寿日和 > 2009年8月

2009年8月の記事

梅干し 2つ

2009-08-31 (Mon)

八月の終わりに、京都は美山の里山にお邪魔した。

澄んだ流れの残る美しい里山で、鮎や蛍もまだまだ身近にたくさんいるとか。

さて、里山を訪ねると「お約束」なのがお土産をもたされること。
里山の人々は、いつだって実に気前よく「あれもこれも持って帰れ」と、都会暮らしの私が「えっ!?こんな貴重な山の幸をこんなに?」と驚くようなお土産を持たされるのが常なのだ。(竹の子やら山菜やら天然のキノコやらを前に、貧乏性の私はついつい「この間スーパーで6個パック480円もしたのに」などと考えてしまう。。。)

で、美山は梅干しである。

お世話になったお宅の軒先に大層おいしそうな梅干しが干してあった。

夏の日差しを浴びて、表面はふっくらと柔らかく、いかにも滋味豊かな風情。

東京から来たわたしたちは、ついつい、つまんで食べてしまった。勧められてもいないのに。(おいおい)

それを知った奥様は笑って「どうぞ、好きなだけ持って帰って」。

というわけで、我が家の食卓には今、おいしいおいしい梅干しが並んでいるのだが、実は我が家には、もうひとつ栃木の馬頭でいただいた梅干しがある。

美山の梅干し

5×緑の里山ネットワークである栃木県の「馬頭の森」の佐藤さんのお母さんは、近所でも知られたお料理上手である。うかがうたびに、至福の里山のご馳走が待っている。
有り難いことに毎年お手製の梅漬けを頂戴する。
こちらの梅干しは、とてもフルーティで、口に含むとふわっと梅の香りが広がる。

梅干しも里山ごとに、作り手ごとに色々。
もっといえばきっと年ごとに違うんだろうなあ。
梅干しを見て思う。
梅干しひとつの向こうに広がる、日本の昔ながらの暮らしの豊かさや楽しさ。

馬頭の梅干し
 
 
                                                  



朝の散歩

2009-08-28 (Fri)

前夜どんなに遅くても、できるだけ早朝散歩するようにしている。
 
まだ日の明けきらぬうちにそうっと家を抜け出して、小一時間
ふらふらとあたりをきままに歩く。
 
きっかけは、運動不足解消だったので、できるだけ歩数を稼ぐような
カロリー消費型の歩きをしていた。

ところがあるとき、散歩歴40年という、散歩の達人から、「そんな歩き方
は散歩とは言わない」とたしなめられた。

そのご老輩曰く----
 
「散歩には散歩道("どう"と呼びます。"みち"とはよみません、
念のため)があって、できるだけ何も考えず、ただ自分も自然の一部として、
何も考えずに歩く。そのうちに自分を感じなくなってきている」。

それこそが本来の正しい散歩のあり方だと。

「散歩なんて人それぞれじゃないの!」と内心反論していたが、そのうち
そうかもなあ~と、思うようになってきて、(とても影響を受けやすい性
格の私)できるだけその言葉を守り、できるだけ余計な考え事はしないよう
にして、ただ、自然に触れながら歩くようにこころがけている。
 
朝散歩をはじめて、もう一年半。

出張先や初めての街で出会う、早朝の光景はまた格別。

神様がプレゼントとしてくれたとしか思えないような光景に出合うと、
その日一日が幸せな気持ちでいられる。
                                      

                                                                                                                  
 

 

 (写真は福岡の大濠公園の朝の様子)

 

夏の虫干し

2009-08-21 (Fri)

今年は夏らしい夏がないままお盆が過ぎてしまったような気がします。

いつもは五月に虫干しをするのですが、今年はゴールデンウィークの間にできなくて、そのうち入梅し、梅雨明けしてもぐずぐずとした天候がつづいて、なかなか着物を取り出すようになりませんでした。

夏休みの晴れ間をぬって、ずっと気になっていた虫干し作業。

防虫香の香りがふわりと漂って、お盆の風が部屋の中を通りすぎていきます。

着物をたたむと外はそろそろ秋の気配。

夏が急ぎ足で通り過ぎていきます。

                                                  



                     

夏の虫干し

ブノワトンのパンのこと

2009-08-13 (Thu)

ブノワアトンの高橋さんが亡くなった、との突然の訃報を受けた。
伊勢原の本店は来年3月で閉店するという。

パン屋さんは全国津々浦々いろいろあれど、「自分が一番好きなパン屋さんは?」と問われると「ブノワトン!」とためらいなく答える。
パンも好きだし、何より高橋さんの人柄が、そしてパンに賭ける人一倍の情熱に心打たれるものがあった。
国産の小麦、しかも地元の湘南ブランドの小麦作りに情熱を傾け、種まきから~製パンまで一貫してパンづくりに取り組む姿は、若き宣教師のようにも見えた。

小麦を育て、収穫し、管理し、石臼という小麦のおいしさを最も引き出す製法にこだわって製粉する。その工程を経てやっと、パン作りがスタートする。普通なら人任せにしていることに高橋さんは最も情熱を注いでいた。
気の遠くなるような手間のかかる工程、そしてそれに伴う経営的なリスクの大きさは想像を絶するものがあっただろう。

パンは本当に生き物だ。自分で手作りするとよくわかる。
厳選された材料、最適な環境、そして作り手のコンディション......そのすべてが充実していないと、美味しく焼きあがってくれない。
高橋さんは、朝小麦粉に手を入れて、今日はだめだと思うとその小麦を使わなくする日もあったという。彼が「麦師」といわれるゆえんでもあろう。

彼の思いは一体どれだけの人に夢を与えてくれただろう。
そしてどれだけの人を喜ばせてくれただろう。
人は、パンひとつからでも、希望をもつことができる。

さわやかな高橋さんの笑顔を思い出しながら、私たちもそんな志を忘れてはいけないと思った。

                                             

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俳句が趣味!

2009-08-01 (Sat)

俳句が趣味の私。月一回の句会は何が何でも駆けつける。
といってもまだまだ好きの横好きレベルもいいところなんだけども、
うちのスタッフで最近お誕生日を迎えたばかりのM田さんは「はいそこで一句!」とか、簡単に言ってくれる。
な、急にできるわけないダロウ。

俳句って、自分がいいと思ってもだれもいいと思ってくれなかったり、
自分では全くダメと思っていたものが仲間に褒められたり~。ま、そのギャップが楽しんだけど。

春の季語に「亀鳴く」というのがあって、妙にひかれた私。亀ってなくの???
想像をたくましくして、自分としては会心の出来と思って、句会に出したのが、

  「亀鳴くや ダイナマイトの燃ゆる間に」

でも、師曰く「ダイナマイトは燃えないでしょ」と、バッサリ。
でもでも、どうしても亀とダイナマイトが結びついてはなれなくなってしまった。

 「亀鳴くや ダイナマイトが爆す間に」ならどうかしら。
いや、
 「亀鳴くや ダイナマイトが燻ゆる間に」なら、もっとリアルかしら?

季語は秋になりそうなのに、まだ春の季語を引きずっている私。

                              
  

                                             


                 
090801_kame.jpg
福岡の大濠公園の亀。

句会の様子のリンク「桃兎の部屋」
http://ameblo.jp/emichacha-ameblo/



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