やっぱり
緑のそばが心地良い
やっぱり緑のそばが心地よい
緑を抜ける風、はらはらと樹々の枝葉から落ちる木漏れ日...。
樹々のそばが心地よいと感じるのは、私たちが森の国に育った日本人だからでしょうか。
地球に森林が形成されたのはおよそ3億8千年前、人類が誕生するずっと前のことです。以来、森は多くの生命を育む環境をつくってきました。CO2から酸素を生成し、土壌をつくり水を貯える。光や風に作用し、気候をつくります。すべての生き物にとって重要な役割を担う森。私たちが緑のそばにいて癒やされると感じるのは、緑が私たちのいのちを支える大切なパートナーであることに気づいているからなのかもしれません。
都市のストレスをやわらげる、緑のチカラ
清々しい森に入ると、安心したり、開放的でリラックスした気分になったりすることがありますよね。
「森林浴」は日本で生まれた言葉で、健康の向上に効果があることが医学的に証明されています。
人類は、その歴史のほとんど長い間を自然の中で過ごしてきました。先進国の多くで「ストレス」が社会問題になっている原因のひとつに、わたしたちの生活が自然と離れてしまったことがあると言われています。
森林浴は、ストレスホルモンを抑制し、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。免疫を担うリンパ球の一種「ナチュラルキラー細胞」を活性化させることもわかり、これら日本の研究をもとに、海外でも医療現場への活用がはじまりました。
最近の研究では、脳が活性化され創造的になることや、認知症の予防にも役立つ可能性が高いという報告もあります。
「里山ユニット」を置かれるお客様から「癒やされてます」という声をたくさんいただきます。森林浴研究では、森の写真を見るだけ、映像や音を聴くだけでも、一定の効果があるとする報告もあります。
森を切り取ったような里山ユニットの緑に「癒やされる」と感じているときには、実際にストレスホルモンが抑制され、健康にも良い影響があると考えることができそうです。
季節のめぐりを楽しむ暮らし
長く田んぼや山の恵みを受けて暮らしてきたからか、私たちは季節の変化に敏感です。
節句をはじめとする季節の行事や風習も、俳句や和歌といった文化にも自然の風物への想いが込められています。
草木は季節の兆しを告げるもの。
日本に昔からある植物を身近に置いて、長く受け継がれてきた生活の知恵や楽しみを、今の暮らしに生かしてみませんか?
里山ユニットの小さな森で、街の暮らしの中に