家の足下を飾る庭 石詰め+在来の緑

終の棲家として瀟洒な輸入住宅を新築されたNご一家。

「生き物がたくさんやってきて、通りを通る人に緑陰をつくるような庭にしたい」という奥様の願いもあって、プランづくりから楽しく作業が始まりました。
ありがたいことに「在来の植物で季節感のある暮らしを、そして街の生態系の再生を」という5×緑のものづくりの気持ちと響き合える現場となったのでした。
お庭の中心は、通りに面してつくられた南面から西面へと続く緑。金網に石詰めし、地際にツル植物を植えてつくった植栽帯に、イヌシデやハウチカエデを主木に様々な在来の植物を植え込みました。全体でおよそ50種類の植物が使われています。
R0020795.JPG
R0020773.JPGのサムネール画像 R0020771.JPGのサムネール画像
施工前
R0019518.JPG
施工後
R0020799.JPG
施工から約2週間
R0030127.JPGのサムネール画像
このお宅はセットバックが義務づけられていましたが、その場所に芝生を貼り、排水を改善するための砕石を敷きました。
こうすることで、「街の人のための緑」という御施主様の思いがより一層明確になったと思います。
玄関脇の設え。
ちょっとした緑のコーナーをつくることで玄関の表情も豊かになります。
R0020709.JPG
シラカシ、シロダモ、アオダモ、ユスラウメ、ムラサキシキブ、クチナシ、サンショウ、ヤマブキ。。。。。たくさんの草木に誘われて施工の途中からチョウチョやハチがやってきました。
もし、虫がつくようなことがあっても「1匹くらい残しておいて飼ってみては」などとお話ししてみました。
それも「たくさんの生き物を大切にしたい」とおっしゃっていただいていたからこそですが。
だって、あおむしも見方によっては結構可愛いのです。
うちのオフィスの中庭にいついたアオムシ君のあだ名は「緑のカバ」です。
https://www.5baimidori.com/blog/201107-post-70.html
閑話休題。
植木を植え終わったところで、みんなで樹名札つけ。
お隣の子どもたちも手伝って、ひとつひとつ木の名前を呼びながら札をつけていきます。
R0020724.JPG
Nご夫妻の人柄そのままの和やかで温かいお庭ができたと思います。
ページの先頭へ戻る