恵比寿日和

映画 「うみ やま あひだ」

映画「うみやまあひだ」のプライベート試写を見ました。
良かった。皮膚がザワザワと泡立ちました。

「伊勢神宮の森から響くメッセージ」という副題を持つこの映画は、10年に渡り伊勢神宮を撮り続けてきた写真家、宮澤正明さんのドキュメンタリー映画です。

新緑に映える朱色の鳥居の鮮やかさ  
冴え冴えとした月影に浮かぶ社  
瀬音の清々しさ
紅葉の森に響く木遣りの歌声
夢とのあわいを行き交うような神官の白い狩衣
遷宮なったばかりの社の木肌の瑞々しさ

美しい、と思いました。

千年を超える時間の中で二十年に一度の式年遷宮を繰り返してきた伊勢神宮。
白洲正子さんは能の真髄を「一旦死んで生き返ったものこそが真に美しい」と語っていますが、
死と再生の繰り返しの中に「永遠」を見るのは、日本人に深く根ざした感性のように思います。

4K映像。
東京では4月下旬に109シネマズ二子玉川で上映の予定だそうです。
ぜひ4Kでも見たいと思います。

 公式Webサイト:http://umiyamaaida.jp/

※以下、「うみやまあひだ」公式ホームページより抜枠。

写真家・宮澤正明が挑んだ日本初の4Kドキュメンタリー映画
10年に渡り伊勢神宮を撮り続けてきた写真家・宮澤正明。
かねてから神宮に現代の日本人が失ったアイデンティティーを見出していた彼は、千年以上継承されてきた20年に一度の儀式「式年遷宮」を見届け、改めてその叡智の神髄を映像で探ることを決意。
神宮の神域林、木曽の大檜林、白神山地といった深山幽谷に分け入り、漁師畠山重篤と木を植え、宮大工棟梁や世界的科学者と出会い、隈研吾と北野武に宇宙観を聞いた。
日本中を回り人と自然に触れたこの長編ドキュメンタリーは、森と海と共生を続けてきた日本の心を探る、映画監督・宮澤正明の美しい旅の記憶だ。

ブログ印_MIY.jpg





前のページに戻る
ページの先頭へ戻る