2012年7月の記事
土用芽
2012-07-30 (Mon)
土用の頃伸びる植物の新芽のことを土用芽といいます。
今の時期、植栽の手入れに行くとテイカカズラの徒長が凄くて驚かされます。
宙に向かってぴゅんぴゅんと枝を伸ばす様子はなかなかの見物です。
( ピンチが大変ですが。。。)
さて、贅沢にも我が家の庭師として来て下さる造園家の山本紀久さんから「土用芽を出させるために剪定しなくちゃね」とご連絡いただいたのが先月のこと。
今月初めに、山本さんと「その技を間近に見たい!」と来てくださったランドスケープデザイナーの方と大学生2人組、そしていつものこはるちゃん母娘と、メンバーが揃って、剪定作業をしました。
2月に剪定したのに、もうこんなです。
山本さんのはさみ捌きはいつ見てもカッコイイです。
今回はヤマアジサイを植えて。
剪定後。見違えました!!
全員揃って記念撮影。
ナメクジの逃走路と地上100メートルのカエル
2012-07-13 (Fri)
雨の降っている間ベランダに出していた観葉植物を引き上げた。
植木鉢の下にナメクジが一匹。
「珍しいな、最近見かけないけど」と思って見ていたものの、その朝は梅雨に似つかわしくない快晴で、ジリジリと日差しが照りつけている。
突然太陽を浴びて、ナメクジはもぞもぞと動き始めたが、なにしろ体調2センチばかりの彼らにしてみれば、日陰のあるフェンスまでは、遙かに遠い。
「どうするんだろう」とちょっと心配になる。
そんなこちらの気持ちを余所に、ナメクジは、板の間の隙間から裏側へものの1分で避難を果たした。
なるほど。彼らには彼らの見えている景色、というものがあるのだ。
そういえば、5×緑の里山ユニットを置いた、高層マンションにカエルがいた。
圃場で里山ユニットをつくっていると、すぐにカエルが寄ってくる、と矢澤さんは言う。
里山ユニットは植物がカゴに入っていて地面と離れているので、天敵の蛇を逃れ、少しでも高いところへ身を隠すのだろう、というのが矢澤さんの意見だ。
里山ユニットを運び込んだ時に、それと気づかずに一緒に連れてきてしまったのだろう。
里山ユニットを運んだのは1月だから、半年近くは生きていることになる。
突然地上100メートルのコンクリートのテラスに来てしまったカエルはどんな気持ちでいるのだろう。
戸惑いながら、毎夜都会の月を見上げているのだろうか。
そして、孤独に一人、我が身の運命について考えを巡らせているのかもしれない。
それとも、そこは天敵が皆無で(何しろ地上からは遙かに離れている)、適度に餌や湿り気のある過ごしやすい別天地なのだろうか。
このカエルを回収して、元のサバイバルでタフな世界に戻すべきか、現在思案中である。
招かざる客ですが
2012-07-10 (Tue)
高層階での再会
2012-07-06 (Fri)