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5×緑ホーム恵比寿日和 > 2010年7月

2010年7月の記事

「これ、いなかからのお裾分けです。」

2010-07-30 (Fri)

最近、地元高知に帰るたびに、真っ先に会いたくなる男の子がいる。
その名もふくちゃんこと、福田安武くん、愛知県生まれの23歳。
高知大学の大学院、1年生。

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ふくちゃんに出会ってからというもの、生まれ故郷の高知の自然が
どんなに美しいものであったのかを知り、季節ごとの自然の恵みを知り
それをみんなで分かち合う喜びを知った私。県外生まれ、若干23歳の
ふくちゃんのおかげで、今更ながら故郷への愛が深くなってしまった。

あるときは夜もふけた海辺の河口で待ち合わせ、おにぎりと釣具を持ってうなぎ釣り。
釣ったうなぎはその場でさばき、拾ってきた薪で火をおこして蒲焼に。
釣りのための餌も買わない。大学の敷地内のどこの枯葉をひっくり返せば、
たくさんのミミズが隠れているかをふくちゃんは知っているから。

ふくちゃんと遊んでいると、いろんなことの本質に気づかされる。
心豊かに暮らすために、必要なことって実はそんなにたくさんじゃない。
誰かの生活のために役立つ、磨き上げた技がひとつあり、
自然から少しずつ恵みを分けていただくための知恵と、
感謝の気持ちがあれば、他の誰かを貶める悪知恵もいらないし
浅はかな計略も必要ない。
お金がなくても、死ぬほど楽しい遊びがたくさんある。
生きることってこんなにシンプルなんだ、と思い知る。

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そんな自然児ふくちゃんが、本を出版した。
そしてその出来たての本を持って、5×緑のオフィスまでやってきた。
いつも山や海で会うふくちゃんが、恵比寿にいるのはちょっとふしぎな
感じだったけれど、都会で窮屈な暮らしをしているひとたちにこそ
読んでもらいたい、というふくちゃんの想いがうれしい。

「これ、いなかからのお裾分けです。」

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これ、いなかからのお裾分けです。

著者:福田安武

発行日:2010年7月7日

出版社:(株)南の風社

ISBN978-4-86202-037-6









ふくちゃんが大学で、とある先生に提出したレポートが、先生の熱意により
高知の出版社「南の風社」の編集長に届けられ、この本の出版につながった。

ふくちゃんみたいな23歳は、そうそう周りにいないと思う。
里山の暮らしの知恵、みたいな本はあるかも知れないけれど
執筆者が23歳の男の子である確率はほとんどゼロに近い。

でも、ほんとうは、私たちみんなが受け継いでいかないといけないこと。
自然の勘を取り戻し、暮らしに季節を取り戻し、心豊かな日々を取り戻すために。

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ご興味のあるかたは、ぜひこの本を読んでみてください。
現時点では、高知県外の書店では在庫を置いていないので
お近くの書店にお取り寄せいただくか、南の風社さんに直接ご注文してみてください。
http://www.minaminokaze.co.jp/159.html

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お庭のお化粧 こぼれ話 その1「虫愛ずる人々」

2010-07-22 (Thu)

この春、うちの庭のお化粧をみんなでしました。
https://www.5baimidori.com/blog/201004-post-31.html

これはその時のお話です。

うちの庭は、コンクリートで固められていて、そのために5×緑のシステムを使って庭にしました。
なので、土はアクアソイルなのですが、植えた植物にくっついてくるのか、2年目にはもうミミズがいました。

で、このたびみんなで草木を植え足すにあたり、土を掘り返すと、出てくる、出てくるミミズやカナブンの幼虫たち。

それはいいんですけど、虫が「発掘」されるたびに、みんなが手のひらにのせて見せにこなくてよろしい。

だから、もうわかったってば。どンだけ虫好きなの。
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那須の「お福分け」 その2 本物のストロー

2010-07-20 (Tue)

那須在住の作家、RARIさんのお宅を訪ねて野菜をたくさんいただいたことは「那須のお福分け その1」でお知らせしたとおり。

今回はストローのお話です。

お昼に立ち寄ったヤギのいる素敵なオーガニックレストランで、麦の穂をいただきました。

わたしたちが、畑に入って刈った麦を、奥様が麻紐で束にしてくださって、「ストローにどうぞ」。

そうか、そうだよね。
麦=ストロー。
ストローってホントはこうやって麦の穂を使っていたんですよね。
だから、ストローを麦(ストロー)というわけ。
こんな当たり前のことも、麦の穂を渡されてようやく気づきました。

いただいた麦を適当な長さに切って、早速ストローに。
これで飲み物をいただくと、ちょっとワクワクした気分になるから不思議です。

たまたまオフィスにやってきた日大の学生さんたちに、これで冷たいものをお出ししたら、結構ウケました。
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麦ストローでドリンク (コースターはRARIさんと陶芸家のコラボ作品)
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いただいた麦わら。
適当な長さに切って、ストローの束にすると「ちょっしたプレゼント」にもなるかも。。。
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ヤギさんのいる那須のオーガニックレストラン OURS DININGさん とその畑
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死海の塩

2010-07-15 (Thu)

今月の句会のお題は、梅雨......

こんなにもリアリティーのある季語ならいくつでもできるはずなのに、これまた難しい。

 

この時期は、どうしても体に刺激がほしい。

このけだるい日々に刺激を与えてほしい。

ということで、まずは、味覚をフォーカスすることに。

カレー味、塩味、酸味、辛味。

そういえば、この間、大阪の飲み屋で世界の塩の味比べをさせてもらった。

これは素材になるではないか。

ところが、幾種類もの塩があったのに、どこの塩だったのかが全く以て思い出せない。

(結構酔っぱらっていたワタシ)

確かに覚えているのが「イスラエルの塩」

そばに居合わせていたM田さんが、「イスラエルには梅雨に合う!」と、呟いていたからだ。

う~~ん、あれこれやってみるが、「イスラエル」の5文字はなかなかうまくおさまらない。

まてよ。イスラエル産の塩って、もしかしたら死海の塩のこと?!

ということでできたのが、以下の句。

 

舌先に死海の塩や梅雨長き          結女

 

およそシュールとは程遠い、写生句(?)でした。

ちなみに、イスラエルの俳句はないかと探してみたら、尊敬する俳人・赤黄男にこんな句があった。

 

黴の花イスラエルからひとがくる       富沢赤黄男

 

黴(カビ)の花?......

そうか。やっぱりイスラエルには梅雨が似合うんだわ。

やるね、M田さん!

 

 

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世界の塩 大阪北新地、鶴の恩返しにて

桜桃の季節

2010-07-13 (Tue)

桜桃の蔓を糸でつないで首にかけたら珊瑚の首飾りのように美しい、と言ったのは太宰治だけれど、
サクランボの色がとても綺麗なので染め付けの器に盛ってみました。

 
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那須の「お福分け」 その1 美しい野菜たち

2010-07-09 (Fri)

里山からの「お福分け」。
今回は那須からです。


「恵比寿日和」にも度々登場する那須在住の作家、RARIさんのご自宅に遊びに行きました。
https://www.5baimidori.com/blog/200912.html

生活の一こま一こまを大切にする、RARIさんらしいゆったりとした時間を楽しめる1日となりました。
RARIさんのお宅の裏では、ご主人様が本格的な野菜づくりをなさっていて、帰りにどっさりと新鮮な野菜をいただいて帰りました。
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おみやげにいただいた野菜。野菜がこんなにも美しいことをあらためて感じます。
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RARIさんのお家の裏庭と菜園
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RARIさんのショップ。JALDIN BLANC
RARIさんの世界を写した素敵なお店です。
近く、カフェを併設した新しいショップができるとか。とても楽しみです。
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